故障さす
今日までに、とあるところに2万円振り込まねばならないことを思い出した。で、そぼ降る雨の中、午後から駅近くにあるキャッシュサービスに向かった。
そこはキャッシュコーナーが2つしかない小さなところなので、2つとも塞がっている場合は外に並ぶことになる。
今日は月始めの月曜だから、2、3人は並んでいるかなと思ったら、5人並んでいた。「ま、これくらいならいいか」と思っていたが、一向に前に進まない。というのも、2つしかない機械のうちの1つが故障していたからであった。
「これはちょっと時間がかかるな、ゲンダイでも読んで間をもたせよう」と思い、駅の売店にゲンダイを買いに行った。これは正解であった。結構長い時間並んだが、ゲンダイを読んでいたので長く感じなかったからな。
※ゲンダイはこちらの言いたいことをズバリ書いてくれるから溜飲が下がる。今日も、「疫病神の狂人首相」、「外交官の2人は、ブッシュと小泉に殺された」とあったが、まったくその通り。2人の死に接しても、シレっとコメントする小泉には、人間的な温かみが全く感じられない。
そして、わしの出番となった。しかし、キャッシュカードを入れて、高校野球がらみの暗証番号を入力したら、フリーズ状態になってしまった。
そして、ほどなく電気が消え、「この機械はただいま使えません」という文字が表示された。
これには粟を食った。もしこのままこの機械が復活しなかったら、2つしかない機械がともにアウトになるわけだから。
慌てて受話器を取ってキャッシュコーナーを管理しているところに電話した。そしたら、姉ちゃんが、「欠けているキャッシュカードを入れませんでしたか?」と聞いてきた。
やばい。カードの左下5分の1くらいが欠けているカードを入れたのあった。しかし、そんなカードを使ってるんじゃねぇよ。
「そうですが…」と答えたら、姉ちゃんは、「欠けたカードを使いますと、カードが入っても出て来なくなってしまうんですよ」と返した。
「え、今まで使えていましたよ」と意味のない反論をしたら、「機械にもよりますが、返ってこない場合が多いんですよ。今から故障を直しに係りの者を派遣しますので、2、30分お待ちください。それと、携帯お持ちでしたら、番号を教えて下さい。着きましたら携帯にお電話しますので、そこにいらして下さい」と言うから、携帯の番号を教えた。
そしたら、「お客様の番号は19番です。係の者にその番号をおっしゃって下さい」と、姉ちゃんは付け加えた。
うむ〜、まいった。外には3人、わしの番を終わるのを待っていた…。しゃあないから、その3人(OL風1人、主婦風2人)に、「すいません、2つとも故障してしまいました」と、いかにも機械のせいみたいなこと言ったせこいわしであった。
みんな、「そうですか」と言ってその場を去ったが、一様に吐いておったな。そりゃそうだろう。雨の中、けっこうな時間を並んでいたのだから。
雨だし、いったん家に帰るのも面倒だったので、駅横の割と大きな本屋で電話がかかってくるのを待つことにした。
その本屋でまず手にしたのは、今日発売されたばかりの近代麻雀であった。読むのは、もちろん「アカギ」。
おい〜、福本〜。ええかげんにせいや。鷲巣とその配下の者達との会話だけたぁ、どういうことだ? 麻雀の場面を書けよな。
次に読んだのは、さいとうたかを選・「ゴルゴ13・傑作13選」であった。どの作品が選ばれているのか興味があったが、わしが傑作と思っている「檻の中の眠り」(2巻)、「モスクワドール」(15巻)、「2万5千年の荒野」(64巻)が選ばれていたので納得。
※3作品ともラストが実に素晴らしい。特に「檻の中の眠り」の「2人の別れは死」という最後がお気に入りである。
『「銃殺人1人」(20巻)と「シシリーの墓標」(41巻)が載っとらんな』と思っていたところ、携帯が「バビル2世」を奏でた。しまった、出勤じゃなかったのでマナーモードにするのを忘れていた。
ほどなく現場に戻ったら、機械を直しに来ていたおっさんがわしのキャッシュカードを取り出したところであった。
おっさんが言うには、もうこのカードを使わない方が無難だとのこと。そこで、踏み切りの向こうのりそな銀行に行って振り込もうと思ったが、3時を回っていたのでアウト。
やっぱりそな銀行のキャッシュカードを再発行しておけば良かったぜ。なんと、4月にりそな銀行のキャッシュカードをなくしてから、ずっと作らずにいたのである。
というわけで、今日は振込みができんかった。相手にわけを言って明日振り込むことにしたが、なんとも締まらん話しである。
しかし、みずほのキャッシュカード作り直すの、うざってぇなぁ。
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