ナンパできず
現在、午後6時半。クソ〜、この時間に日記を書いていようとは…。
予定では今頃、「ロン。出すなよ、お前〜。メンホン・トイトイ・3暗刻(※)、たったニィヨンマルゼットです」と騒いでいるところだったのによ。
※この手は、実際にアホ後輩からあがったもの。しかし、万子が1枚も切れていない親のリーチに7万を切るかよ。野郎は横を向きながら切ったが、横を向いて切ろうとロンだ。
勝負は最後まであきらめないのが鉄則なので、今日もギリギリまでメンツ集めに奔走した。しかし、今朝の時点で5点リードされた9回裏じゃなぁ。
結局、9回裏もあっさり3者凡退。12時までに4人目が見つからなかったら今日は中止ということになっていたのだが、留守録に用件を吹き込んでいた奴から、ついに連絡がなかったのだ。この辺は、土壇場で谷津吾朗を見つけた土門とは大違いだ。
野球でオーストラリアに負けて以来、今日の夕方だけを見つめてきただけに…。タイムオーバー後の脱力感を思ふてやるべし。
5Gくらいの重力がかかったような足取りで、昼飯を食いに信玄亭に行ったが、オヤジ、うるせぇよ。ちったぁ、人の身になれ。
ここ2週間行かなかったのは夏休みじゃねぇ。あんたが高校野球中継をつけているから、それを聴きたくなかっただけだ。
チャーハンを食っている時、「今日の夕方からツモりませんか?」とオヤジをナンパしようかと思ったけど、わしにその勇気はなかった。
オヤジにマーができるかは微妙だが、もし打てるのなら、どうせ今夜も不毛な時間を過ごすのだろうから、誘いに乗ったかもしれんな。
ただ、オヤジが真っ当な麻雀を打つとはとても思えん。それに、テッポウで来る可能性も十二分に考えられる。やっぱオヤジをナンパしなくて正解だったな。
さて、これからせめてもの慰みに麻雀ゲームをやるか。なんかこう、1人カルピスをするような心境である。
麻雀ゲームといっても、わしが持っているのは2000円のクソゲーだ。クソゲーだけあって、そのゲームは何の演出もなく、ただ淡々と場が進んでいくだけ。そんなゲームでも、相手のリーチに対して降りておる…。