十数年ぶりの再会
今日は1時過ぎから馬場で人と会うことになっていた。しかし、駅に着いたところでドタキャンメールが…。そのメールを見た時は吐いたけど、せっかく馬場まで来たのだから、ちょっと足を伸ばして、歌舞伎町のフリー雀荘に行くことにした。
一瞬、「金もないし、輪島でメシ食って無難に帰るか」と思ったものの、麻雀を打ちたい衝動を今日は抑えることができなかった。金欠病などクソ食らえってなもんだ。
(注)輪島…わしが高校時代から通っていた飯屋の俗称。そこのマスターが元横綱の輪島にあまりに似ていることから命名されたのであった。輪島の店は昔は馬場にあったのだが、帝京の前田そっくりの男に店を乗っ取られ、行方知れずとなっていた。しかし、ひょんなことから、今度は大学のそばに店をオープンしたことを知り、再び行くようになったのである。それにしても、その店にいったい何人連れて行ったことか。モノホン君、キャベツを残さないように。
わしがいつも打っている店は、歌舞伎町のど真ん中にある。その雀荘はとあるビルの3階に入っており、4階は「ペロリン娘(こ)」という風俗店であった。「であった」というのは、今日久しぶりにそのフリー雀荘に行ったら、「ペロリン娘」がなくなっていたからである。
そんないかがわしい店にわしが行くはずもないが、これもデマゴーク野郎が指令している綱紀粛正の一環なのだろう。ったく、余計なことばかりしやがって。
で、そこで1時間ほど打っていたら、「いらっしゃいませ、××様」と、昔サークルにいた後輩の名が聞こえた。そいつは珍しい名前であり、無類の麻雀好きだったから(学生の分際で、大阪に旅打ち麻雀に行くかよ)、もしやと思ったら、まごうことなくそいつであった。
しかし、十数年ぶりの再会が歌舞伎町のフリー雀荘たぁ。わしからそいつに声をかけたが、そいつもわしのことは余裕で覚えていた。お互い、「月曜の昼から歌舞伎町のど真ん中で麻雀打ってんじゃねぇよ」と思ったことだろう。
さて、肝心の麻雀の成績であるが、今日は絶好調であった。南単騎の小四喜子をツモったし、久しぶりの大漁であった。しかし、リャンピンのレートで、役満ツモが3000円オールとはいうのは納得いかん。ま、でも、これから役満ノートに加筆するのが楽しみだ。
久しぶりに会ったその後輩はわしに挨拶して先に帰ったが、不覚にも奴の連絡先を聞くのを忘れてしまった。ま、いずれまたそこで会うことになろう。その時は4人目としてスカウトするつもりである。
それはそうと、勝負中に介護のケアワーカーの人から電話がかかってくるかぁ。わしは雀荘にいる時は携帯電話に出ない主義なのだが、さすがに出ないわけにはいかない。手短に切ったけど、「チー」とか「ポン」という声がその人に聞こえたかもしれん。
その雀荘に行く楽しみの一つに、その雀荘のアシスタントの姉ちゃん達がみんなかわいいことがある。いやまじで、ホント、粒ぞろいなのだ。
場代は一局500円なのだが、今日も場代を払うたびにお釣り作戦を展開していたことを最後に書いて、終わりにしたい。