スープ一杯の機微
ここ何週間も、土曜の日記に必ずしんげんオヤジが登場しているような気がする。というわけで、今日もまず、しんげんオヤジについて書きたい。
相も変わらず、チャーハン&ギョーザという健康的なものを食べたのだが、食べている途中で、チャーハンのスープがなくなってしまった。
そこで、オヤジにおかわりを頼んだ。「100円の失費ならいいや」と思っていたところ、追加料金はなしであった。なんとまぁ、渋谷のクソ飲み屋のオヤジやアホ後輩と違うことよ。
これは、同志6人で渋谷のとある小さな飲み屋で飲んだ時の話しである。その飲み屋は極端に狭く、6人がやっと入れるほどの店だった。
「団子スープ4人前800円」と壁紙にあったので、飲み屋のオヤジに、「最後に団子スープね」と頼んだのだが、杓子定規に4人分しか出てこなかった。そんなもん、サービスで人数分出すだろうが。あまりのオヤジのドケチぶりにキレそうになった。
4人分しかないんじゃどうにもならんので、同志の1人が、「じゃ、スープ、追加ね」と言ったら、今度も4人分出てきた。スっと顔色の変わったわしを、「まあ、まあ。俺が多めに払うから」と諌めた同志がいたので切れずに済んだけど、ホント、とんでもないオヤジであった。そんな店は、とっくにつぶれておるだろう。
そして、アホ後輩である。「今度の土曜で、(10万払って)きれいな体になる」と大見得を切っていたのに、「今日返せるのは2万」という電話が午後3時過ぎに入った。
さすがに頭にきて詰問したら、「今日の夜に予定入れちゃってさ。2万で勘弁してよ。お金届けにキムラさんの職場のある駅まで行くからさ」と泣きついてきやがった。
何が夜の予定だ。愛人と会うだけだろが。しかし、愛人との逢瀬に8万使うとは何を考えているんだ!
「年末に麻雀やるからさぁ。今日はこれだけでなんとか許してよ」と、駅で哀願するので釈放してやったが、その約束を反古にしたら、いくらなんでも許さん。にしても、野郎、衆人環視の中で哀れを請うとは、うまいことを考えやがったな。
明日はいよいよマーデー。一次会で帰って来た深謀遠慮が効を奏すかどうかは、神のみぞ知るである。
明日麻雀やれる幸せをどう表現していいのか、ようわからん…。
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