他人の役満
麻雀やるのに遅刻は厳禁である。にもかかわらず、またしても第4の男・テッポウ野郎が遅れくさった。
だから、車で来るなって、あれほど言ったろ。今回はさすがにミスターXが遅刻ペナルテ ィを取った。当然であろう。
そいつが来るまでサンマ−をやりながら待っていたが、 そこでツキを無駄使いしてしまった。1ファン50円でやって30分で2000円勝ったが、 それで逆に運気が下がったようである。
本来の麻雀が始まってしばらくは手にならんかったわ。相手のリーチにほとんど無条件降伏していたからなぁ。
が、我慢を重ねた甲斐あって途中から流れが変わり、かなり盛り返した。しかも、珍 しく裏ドラがよく乗った。
にしても、2つ隣の卓で打っていたじじぃども、面白過ぎ。「白、 發を鳴いているところに、中を切ったらダメだよ」という絶叫には爆笑してしまった。どうやら、中で大三元を打ったじじぃが同卓のじじぃに一喝されたくせぇ。
その後、わしらの卓でも国士が出た。ミスターX が明らかに国士の捨て牌をしていたのだが、3枚切れのヤオチュー牌がかなりあったので
テンパってないだろうと思っていたところ、証券マンの一万に「ロン」がかかった。
その瞬間、証券マンは宇宙の彼方まで飛んで行った。他人同士の振り込みはいつ見てもいいもんだ。
しかし、やぶねぇ。わしも一万などノータイムで打っていたわ。
※当日は手弁当を持って行った。麻雀中は食事をしない主義なのだが、胃腸薬を飲む関係で
そうも言ってられなかったのだ。しかし、雀荘で手弁当食べている奴など、前代未聞であろう。
で、最終結果であるが、5000円 ほどプラスであった。最後の3連続ラスがなければ、2万近く勝っていたのだけれど…。でも、その3回は説明のしようのない嵌り方をしたので、しょうがないわ。
家に帰って来たのは10時ちょっと前であったが、嫌ってほど麻雀を打った後、それからすぐまたスカパーの麻雀番組を観賞したのだから、わしも麻雀好きも病的だ。
このままいったら、そのじじぃ4人組が将来のわしらであるのは確実だろう…。
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