「アカギ」
帰ってすぐ、「アカギ」を見た。ハリマオの大きなチョコレートのように、楽しみは後にとっておきたかったが、つい見てしまった。
Xから、「アカギの感想を述べてくれ」とメールが入ったが、書かん。そんなもん、ビデオに録画してないのが悪い。ビデオを見せてほしかったら、チップ役満分を払え。
実は、Xからは、昨日もメールが来ていたのであった。出だしに、「俺は、最近の福本漫画は認めていない」とあったが、その気持ちはわかる。わしみたいな気の長い人間でも、最近の「アカギ」の進行の遅さには怒りを禁じ得ないからな。
とっつぁんが、「うちのには、釈迦でもキリストでも切れるわい」と言っているが、釈迦もキリストも、「アカギ」の進行の遅さには大激怒されるだろう。
さらに、奴のメールは、「大抵は映画になると幻滅するように、声や音が自分の思っているものと違和感があるに決まっている。それに、あのザワザワ感を出せるとは思えん。故にビデオなど取らん」と続いた。ビデオに取らないのは奴の勝手だが、後で後悔という名の地獄に落ちても知らんぞ。
ここで、一言だけ感想を述べておきたい。ビデオを見ていたら、時間があっという間に経ってしまった。福本伸行も、鷲巣編を簡潔な内容で終わらせておけば、「アカギ」は後世に残る大傑作になったろうに。
しかし、「俺のことを某プロより強いと、あまり本当のことを書くな」とは、バカめ。奴は、わしの真意がわかってないな。にしても、早実OBはかくもシャワシャワが多いものか。
それはそうと、「オフ会は、せいぜい飲み会にしておけ。麻雀をやったら、お前の掲示板における紳士面の化けの皮が剥がれるぞ」とは、大きなお世話だ。
さすがに、初対面の人相手にああはならんし、田村で臨むこともない。奴は、わしの一側面しか見てないようだ。
ともかく、10日には目にものを見せたる。
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