朝から行くぞ

　ついに、Ｘからメールがきた。

　「どうせ暇なんだから、俺の後ろで牌譜でも取って、勉強したらどうだ？」だと？　虎の穴の総帥ですら、自分より数段実力の劣るタイガーマスクの技を研究したのだし、敵を知るのも一計というもの。

　それで、「奴の打ち筋をじっくり研究するのも悪くないな」と、挑発に乗りかけた。そしたら、「俺は強い奴にも強いが、格下相手には異常に強いので、せっかくの大フィーバーのチャンスを減らすのを勿体ない」ときた。

　23日にわしが参加しないとすると、奴の相手は、証券マン、アホ後輩、テッポウ野郎。証券マンはともかく、アホ後輩とテッポウ野郎は、奴からすれば、格下もいいところ。

　ということは、奴はわしを少しは強いと認めているのか？　いや、そんな褒め殺しに乗るわしではない。

　しかし、奴も、挑発に褒め殺しと、マーに関しては何でもやってくるな。

　よし、こうなった以上、わしは、23日は朝から行くぞ。でも、本当に、わしにも打たせるんだろうな。そしたらＸよ、お前が抜け番になった時、わしの打ち筋を見ておけ。

　それはそうと、依然、携帯の充電器が見つからん。もしかしたら、中洲、もとい、天神のホテルに忘れてきたかと思って電話したが、やはりない。

　コンビニで買った電池式の充電器では大して充電できないし、3150円の充電器を買うしかないか。でも、それは23日のマーの結果しだいだな。アホ後輩とテッポウ野郎はわしにとってもおいしいメンツだから、奴らからかっぱいだ金で買ったる。

　しかし、ジン一杯でフラフラになるかぁ。自分でも何を書いているのか、よくわからん。