KGB注射


 ハガい。まだ朦朧としている。どうにも胃カメラの検査の際に打たれた麻酔が抜けん。

 今朝8時、携帯の目覚ましが
赤影の忍者マーチを奏でた。8時半までに病院に行かねばならなかったので、大急ぎで支度をして家を出た。

 病院まではバスで行くのが一番便利なのだが…。
そうだろう、そうだろう。わしが停留所に着く寸前に、3台のもバスが通過しくさった。

 起き抜けのクソ寒い中でバスを待っていたら、間違いなく風邪を引くと思って、タクシーで行くことにした。

 幸いワンメーターで着いたが、バスが200円、タクシーの初乗りが660円だから、チップ約1枚分の損。
ま、これは新春マーでXから取り戻すからいいけどよ。

※チップといえば、昨日の麻雀番組の小島にはあきれ返った。小島はゲストで解説をしていたのだが、須永プロが2、3、4の三色のイーシャンテンで、ソーズを2、4、6の形で持っていたのを、
「赤5ソーの引きがあるからね、当然の受けだよ」と抜かしくさったのである。
 何を言ってんだ、このおっさん。プロ対局に赤が入っているかい。だいたい、今まで何回、赤なしルールで打ってきたんだよ。
やっぱ、この男、アホだ。

 病院に着いてから30分ほどして、胃カメラの前のベッドに招かれた。そして、腕に麻酔を打たれた。

 この麻酔を打たれると瞬間に意識を失い、何の苦しみもなく胃カメラの検査が終わるのだが、一瞬にして眠ってしまうって、恐ろしい注射だ。

 今回もあっという間にわけがわからなくなった。
ったく、KGBが拉致の際に使う注射じゃねぇぞ。

 肝心の検査結果だが、ポリープも潰瘍もなく、無罪解放となった。だったら、このところの胃の重さは何だったのだろうか? 

 それはともかく、今日の診療代が11000円ってのはどういうわけだ? 胃カメラだけでそんなに高いわけがないから、KBG注射の料金が破格なのだろう。
にしても、えらい散財だ。

 ますますもって、新春マーで勝つ必要が出てきたわ。
最低でも、+115だ!


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