気楽なバカ
終わってしまった、わしの夏休み。結局、今年も高校野球三昧であったが、悔いはなしだ。
にしても、先攻・後攻合戦は、実に面白い。試合開始前の場内アナウンスを、どちらが先攻か後攻かで固唾を飲んで聞くなんて、さすがのわしもそう経験がない。
ちなみに、どちらが先攻か後攻かで一番緊張したのは、82年選抜のPL対箕島である。奇跡の神話を持つ同士の対決であり、当時のPLは大嫌いだったんでな。
というわけで、今日は後攻の3勝1敗で、ついに11勝11敗のタイに持ち込んだぞ。第1試合は予想外であったが、しょうがない。
しかし、応援している方が序盤で大差をつけられると、どうしても、「チリツモ作戦」が頭に浮かんでしまう。わしも気楽なバカなようだ。
※チリツモ作戦…これは、ドカベンの読者ならご存知であろう。南海権佐が、2−8とリードされた明訓が1点ずつ返したのを見て、「わかったのよ。こうやって1点ずつ返していけば、あと4回で同点になるね。名づけてチリツモ作戦」と子分に意気揚々と言ったのを、隣にいたおっさんが、「気楽なバカだ。相手の攻撃を計算に入れてねぇ」と呆れた場面は有名である。
今日の第2試合の桐生一−佐賀商は大納得。後攻の桐生一が8回裏に一気に3点差をまくったのである。それも、ツーアウトランナーなしから。2点差のツーアウト満塁の場面で快打が出た時は、打った瞬間、「よし!」という声が出たわ。
そうまで桐生一を応援したのは、佐賀勢が嫌いだからである。なぜ、佐賀勢が嫌いなのかはナゾであるが、しょーもない理由であることは言うまでもない。あ、でも、佐賀出身の沈黙相撲の横綱のことは愛している。
明日の早実−大阪桐蔭をライブで観戦できないのはクソハガい。明日は玉砕覚悟で臨むしかない。勝機があるとすれば、2、3点先にとって、斉藤が冷静にコーナーをついていく展開になった時だろう。
「明日の試合は先攻を取るな」と言っても、どうせ先攻だろう。とにかく、サヨナラ負けだけは勘弁してくれよぉ。
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