東か、西か


 やぶねぇ。もし昨日の
「名人戦」で金子で勝負していたら、やられていたところであった。

 引くべくところは引く。このわしの判断力は見事としか言い様がない。流れを全く読めないXとは、まさに雲泥の差だ。

 結局、
「名人戦」は飯田が金子を制して優勝したのだが、金子もハガい。2連続トップのスタートを切ったのに、2連続ラスでスタートした飯田にまくられたのだから。

 それもこれも、小島‘先生’がインパチ、ニーヨンマルゼットなど、飯田に高い手を振りまくったからである。金子としては、‘先生’の2回の飛びは痛恨であったろう。

 その小島‘先生’であるが、昨日はゲスト解説を務められた。‘先生’の解説は歯に衣着せぬ物言いで、なかなか面白かった。

 東3局で優勝が絶望的な伊藤優孝がイーペーコーのみの手をヤミテンにしていたら、
「ヤミテンにしている理由は、本人にもわからないんじゃないの」とおっしゃったのには、激しく同意であった。

 そして、オーラスで金子の地獄待ちの南を持っている伊藤を、
「優孝は読みが浅いから出ちゃうんじゃないの」というのにも頷かされた。‘先生’にそう思われているとは、伊藤優孝も悲しい。

 ところで、
「両方リャンメンのイーシャンテンから5、6巡入らなければ、まずその手は和了れないよ」というのは、ありがたい教えであった。さすが‘先生’である。

 また、表彰式の時に、
「足切りになった小島です」とおどけたのには爆笑させられた。もしこの場面をXが見ていたら、さぞや苦虫をかみつぶしていただろう。

 次週から
「女性雀士育成道場」か…。さすがに、そんなくだらない企画で勝負をするのはプライドが許さない。

 さて、名古屋場所まであと1週間を切った。
もちろん今場所もXと握る。

 
今場所は、東の番付の力士が優勝するか、西の番付の力士が優勝するかで勝負だ。レートはチップ6枚でどうだ? ちなみに、東の正横綱は朝青龍、西の正横綱は白鵬だ。

 東か西かというと、どうしても
「天」の東西麻雀を連想してしまう。わしを原田とすれば、Xはせいぜい健だな。

 昨日はバタバタしていたので、今日、
「近代麻雀」を買った。にしても、大三元の芽がつぶれたアカギはどうなるのだろうか? そういうことを書くこと自体、福本伸行の術中に落ちているということだが…。

 青柳の素晴らしいセリフを最後に、今日は寝ようと思う。

  

   おれにとって麻雀は仕事だ。仕事では手をぬかないのが流儀でね…。


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