拍手がなくて当然だ

　さすがに決勝戦はライブで見たかった。なので、午後から出前を取ったわけである。

　家に帰ると何かとうるさいので、新宿の漫画喫茶で楽しむことにした。３時間パックだと900円。パックにしないと1200円。そんなもん、３時間パックにしたに決まっておる。

　受付のあんちゃんは、ネクタイを締めて３時間パックを申し出たわしを見て、「こいつ、３時間も営業をさぼるのか」と思ったことだろう。

　にしても、味気ない決勝戦であった。熱戦が見たかった。

　聖望学園の大塚が疲労し切っていたくせぇ。それじゃ、聖望学園に勝ち目はないわな。

　３時間パックだったので、閉会式が終わるまで個室にいた。閉会式で驚いたのは、脇村会長が壇上に立った時にほとんど拍手がなかったことである。

　ま、当然だな。改悪ばかりしている高野連に賛同するファンがいるわけがない。

　しかし、脇村の挨拶はなんとかの一つ覚えとしか言い様がない。「見送り三振はダメです」って、あんたは野球をやっていたんだろうが。

　あまりにいい球に手が出ないことを経験したことがないのか？　いい加減、その文言はやめろ。

　帰りに駅前にできたばかりの大阪風たこ焼き屋でたこ焼きを買って帰った。

　味も良かったが、何より素晴らしかったのは、「マヨネーズはどうしますか？」と聞いてきたことである。それが大人のマナーだ。勝手にかける奴はしばき倒しだ。

　さ、明日は久々にお釣作戦をやるかな。３週間ぶりの土曜出勤だし。

　しかし、常葉菊川が負けたのは未だに納得がいかん。

　夏こそ…。もう聞き飽きたよ。