まさに雲泥の差

　
　あいつら、雨の予報を当てくさった。しかも、朝から土砂降り。これでは午後から出前というわけにはいかなかった。

　雨だと、駅がごった返す。今日の帰りは、どの駅も混雑していた。そんな中、新宿駅でゲンダイを買おうと思った。

　ところが、間違ってフジをキオスクのレジに出してしまった。ゲンダイの赤とフジのオレンジは色が似ているから見間違いやすい。

　慌ててキオスクのおばさんに、「あ、間違えました。フジを戻しておきます」と、ゲンダイを取った…。

　ところが、電車の中で読もうと思ったら、わしの手の中にあったのはフジであった。

　かぁぁ、２回同じミスをするかよ。客が多くて、よく確認しなかったのが仇になったくせぇ。

　仕方がないので、コンビニでゲンダイを買い直した。というわけで、今日は夕刊紙を２紙手にしたことになった。

　せっかくだからフジを読んでみた。そして、吐いた。

　全然記事が面白くないぞ。政治面もスポーツ面も、そしてエロ面もまったくダメ。なにせ、ゲンダイみたいな切れ味がまったくないのだから。

　また、読ませるような連載記事やコラムも皆無であった。さらに、お役立ち記事もゼロ。これじゃ、誰も買わんて。

　その点、ゲンダイは素晴らしい。反権力精神が横溢している記事、「これが本当に正しい手洗いとうがいのやり方」のような生活に役立つ記事などが毎日掲載されている。まさにフジとは雲泥の差である。

　明日は韓国戦か。明日勝つか負けるかで、その後の展開がまったく変わってくる。

　いずれにせよ、痺れる試合になると思われる。ただ、こんな段階で緊張していたら、第２ラウンドが終わるまで心臓が持たん。

　ハガい負け方で夢が潰えるということだけは勘弁してくれ…。