字一色よりも…

 
 やぶねぇ。危うく寝坊するところだった。母親が起こしてくれたので寝坊しないで済んだ。

 昨晩はわけのわからないうちに眠ってしまい、目覚ましをかけ損なったようである。今日からもっと早くに目覚ましをセットするか。

 今日も、Xに字一色を和了ったことを自慢した。そしたら、
「字一色よりも」とう件名のフザケたメールが来た。

 
「@リーチ1発ツモ・赤・ドラ・裏、跳ねズリー。

 Aリーチ・ハイテイツモ・ピンフ・赤・裏3、倍フォー。

 Bタンヤオ・赤赤・ドラ、満ツー。

 Cタンピン・イーペーコー・赤・赤、満ツーの飛び賞。差し馬2枚。

 つごう+106、チップ33枚。合計27100円です。せっかく3人飛ばせるチャンスだったのに。それは残念だったけど、字一色より気持ち良かったな。今年初めて麻雀が楽しかったです」 


 
「字一色より気持ち良かったな」って、字一色を和了ったのはわしだぞ。わしなら、そんな運のみの和了りを続けるより、字一色の方がいい。

 稲田組の若頭・仰木武司の言うように、どんな強者でも麻雀特有の突風には抗うことは無理である。

 

 だから、わしをもってしても、そういうイカサマのような和了りを許すこともある。
しかし、トータルの成績では、わしの方がはるかに上だったということを忘れるな。

 頭に来たので、明日から始まる大相撲で勝負することにした。わしが白鵬、奴が朝青龍で、チップ4枚の勝負である。

 
なんなら、チップ33枚でも構わないぜ。もっとも、奴にそんな度胸はないだろうがな。

 すでに目覚ましをセットした。明日は寝坊することはあるまい。

 物事には、ついでということがある。目覚ましをかけたついでも、1人カルピスをするとするか…。



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