ハエ男
今日は、ゾウのネクタイを締めて出勤した。つまり、ゾウのネクタイがデビューしたのである。
狼のネクタイにしようかとほんの少し迷ったが、月に吠える狼は晴れの日じゃないと絵にならない。朝からクソ雨では、狼のネクタイはようせん。
しかし、職場のおっさん達は、誰もゾウのネクタイに気がつかなかった。本当に使えない連中だ。
それで、他部署のハエ男にゾウのネクタイを見せてみた。実は、先日もハエ男にはトラのネクタイを自慢していたのだ。
ハエ男は何を着ても似合わないのに、ファッションには一家言あって、アルマーニュのスーツなど高級な服をたくさん持っている。だから、ハエ男にゾウのネクタイの感想を求めたのである。
ハエ男はゾウのネクタイを見るなり、「ほいほいほい、それはネタですか?」と、感心した様子を示した。ハエ男は歯の隙間から声が抜けるので、「おいおいおい」とは言えないのだ。
ハエ男に、「こういうネクタイをしてみませんか?」と聞いたら、「しませんよ」と言われた。狂人には狂人ネクタイがお似合いだと思ったのだが…。
まあいい。今度はキリスト教のネクタイで迫るからよ。
元時津風親方が6年の実刑だと? そんなの、甘過ぎるよ。わしに言わせれば、論告求刑が物足りない。
仮にも人1人の命を奪ったのだから、それも残酷な命令をしたことによるのだから、最低でも20年は豚箱にぶち込むべきである。絶対に裁判員に選ばれたくないが、わしがこの事件の裁判員だったら、6年の実刑では済まさん。
さ、明日は何にネクタイにしようかな。こういう楽しみがないとやっとられん…。
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