負ける要素はない

 
 心ならずも出前を取ってしまった。7日の麻雀において、メンツから削除されたショックで、朝、定刻に起きられなかったのである。

 もちろん、このまま引き下がるわしではない。Xに、
「今日は出前を取ったので、あなたを相手にしているヒマがあります」とメールし、その足で外馬を申し入れた。奴がプラスになるかマイナスで終わるかで、チップ4枚だ。

 
「復調なった今、私に負ける要素は1つもありません」って、そういうことを言っている奴が勝ったためしがない。

 去年の宮城予選で、仙台育英との決勝戦を前に東北の五十嵐監督が、
「明日は負ける要素はない」と言い放ちながら、これしかないという展開で、0−1で負けた。

 また、83年の夏の大会で、マイク仲田の興南高校が
「負ける要素はない」と言われたが、広島商にしてやられた。

 勝負とはそんなものよ。ましてや、麻雀は運が占める要素が大きいゲーム。
「私に負ける要素は1つもありません」なんて、わしでさえ、よう言わん。

 
もっとも、7日はわしがいないことで、奴にとって負ける最大の要素がなくなったわけであるが。

 今日は、午後から母親とデパ地下に買い物に行ってきた。そして、デパートで昼飯を食った。定額給付金とやらが出たので、母親に飯代をおごってもらったのである。

 前に和定食の店に入って、母親に酢の物ときゅうりの漬物を食べてもらったことがあるので、今日は中華飯店に入った。
注文したのは、中華の王道、チャーハンと餃子だ。

 デパ地下では、その辺のスーパーでは売っていないタンドリーチキンやビーフストロガノフを買った
。なんたらサラダも買って帰ったが、わしはそんなゲテモノは食わん。

 今日は地上波で交流戦の放送がない。なので、脅威の医者を特集した番組を見るつもりである。

 その番組に、ちぎれた指をくっつける医者が登場するようだ。
「カイジ」でそういう闇医者の存在が描かれていた。

 が、真に脅威の腕を持つ医者は闇に潜んでいる場合がある思われる。ムエタイでもあまりに強過ぎると賭けの対象にならないので、闇のファイターになるというし。

 さすがに、明日は出前というわけにはいかん。夕飯にタンドリーチキンを食って、太陽エネルギーを得るとするか…。



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