押川雲太朗の世界

 
 昨日の日記に、「根こそぎフランケン」のことを少しだけ書いた。そしたら、「根こそぎフランケン」が読みたくなった。それで読み返したのだが、あらためて「根こそぎフランケン」が傑作であることを確認した。

 麻雀漫画において、闘牌のクオリティがbPなのは
「ノーマーク爆牌党」であるが、ストーリーの面白さは「根こそぎフランケン」が随一である。

 
「根こそぎフランケン」は、なんといっても登場人物がいい。竹井、ワニ蔵、江藤、田村。いずれも得難いキャラである。

 
竹井:俺にふさわしいメンツはまだか? 

 ワニ蔵:世の中には卑怯者しかいないんだよ。

 江藤:人間は本来、誰も味方ではなく、誰も敵ではないのですよ

 田村:家にはあるんだが、麻雀をする時は金を持たない主義なんだ。


 その言動からして、竹井がAB型、ワニ蔵がB型、江藤がO型なのは間違いない。田村はわからん。
マンション麻雀にテッポウで行く以上、少なくともA型ではないだろう。

 
「根こそぎフランケン」の作者は押川雲太朗氏である。今、押川雲太朗氏は何か連載を持っているのだろうか? 

 そう思って、押川雲太朗氏について調べてみたら、
「押川雲太朗オフィシャルサイト」なるものを発見した。→http://www.untaro.net/

 そのサイトで、竹井を主人公にした漫画
「フラッシュバック」を読めることに感動した。麻雀ファンなら読め。

 とくにXはその漫画を読む義務がある。
読み終わったら、400字以内の感想文を送ってよこせ。

 麻雀ファンならば、竹井の「麻雀打ちに未来など何もない」に感銘すること受け合いである。そのほかにも、竹井はいろいろと謳っている。

 押川雲太朗サイトで、
「根こそぎフランケン」が廃刊になっていることを知った。それは押川氏にとって、さぞや無念であろう。押川氏が竹井やワニ蔵に如何に思い入れがあるかは、「根こそぎフランケン」のスピンオフ作品を幾つも描いていることからわかる。

 
押川キャラに共通していることは、登場人物の多くが30〜40代なのに、彼女すらいないことである。また、ワニ蔵以外は、ファーストネームがわからない。

 さらに、歳の差がある相手をも呼び捨てにし、その相手を
「お前」と言っていることも特徴である。それだけ押川雲太朗氏自身がひねくれ者なわけである。

 
もっとも、ひねくれているって点では、わしも引けを取らんがな。「長いものに巻かれろ」なんて、クソ食らえだ。

 あ゛〜、あっという間に休みの2日間が終わってしまった。次の休みまで、あと4日。なげぇ。



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