覚えてねぇたぁ

　
　 帰宅したら、早実校友会から会報が送られて来ていた。近々、ＯＢ会があるという。

　たぶん行かん。会費が5000円ってのは高過ぎるよ。

　とはいうものの、早実グッズの発売には惹かれた。野球帽がほしいのでな。

　ただ、帽子をかぶる機会がない。コンビニに行くのにそんな帽子をしていったら、ヤバい奴だと思われるだろう。

　会報に地学のベテラン教師が退職したと書かれていた。その教師は、Ｘが高１の時の担任だったはず。なので、その教師が退職したことをＸに打電した。

　Ｘによると、その教師は、張本や蛇教師と違って大人しい人で、怒ったことも１度くらいしかないという。ていうか、張本や蛇教師が異常だったんだよ。

　蛇教師といえば、わしが高校に入学したての高萩合宿を思い出す。

　初日の夜のミーティングで学年主任が話していた時に、しゃべっていた奴がいた。ほどなく、「早実を、教えてやるうぅぅ」という、とてつもない大声がした。

　そして、大声を発した教師がその生徒を殴り始めた。その大声の出し主が蛇教師であった。

　そのことを覚えているかをＸにメールしたら、覚えていないという。あの惨劇を覚えていないとは信じられん。

　Ｘによると、「そういう光景は中学部上がりの俺らには普通の光景なので覚えていないのだろう」ということだった。

　当然、その殴られた生徒は高校から入学した奴で、蛇教師のことは知らなかった。実際、わしら高校から入った奴は、全員が度肝を抜かれた。

　わしはなんといっても、蛇教師の大声に驚かされた。人間、あんな大声を出せるものなのか。わしはあれ以上の大声を未だに聞いたことがない。

　蛇教師はまだ退職してねぇくせぇ。早実は男女共学になったが、蛇教師は女生徒にも激怒するのだろうか？　案外、女生徒に対して上がっているかもしれんな。

　蛇教師と並ぶ暴力教師だった張本は、青森山田高校で体育の教師をしていると、風の噂で聞いた。青森山田の生徒はお気の毒様である。

　ヤクルトは、まじでまずい。いくらなんでも、リリーフ陣が手薄になり過ぎだ。

　今日の中日−ヤクルトは、ＮＨＫの衛星放送で見ていた。すると、松井光介対森野という対決が見られた。

　この２人の対決でピンと来た奴は、コアな高校野球ファンである。２人は同学年で、松井光介は横浜のエース、森野は東海大相模の４番バッターであった。

　96年夏の神奈川予選の準決勝で両校が当たった。試合は横浜が３−２リードして、８回裏、ツーアウトランナーなしで森野が打席に入った。
　
　なんと、ここで横浜の渡辺監督は、松井に敬遠を指示したのである。馬渕のおっさんのような采配をあの渡辺監督がしたことに失望したものであった。ちなみに、試合はそのまま横浜が勝った。

　しかし、今日の実況アナには吐かされた。他球場の途中経過を言う際に、巨人だけ「ジャ…」と言うとはよ。

　阪神や楽天も、タイガースやイーグルスと言え。ったく、ＮＨＫのアナウンサーにあるまじき実況だ。

　というわけで、今日も仕事にパワーを抜かれた。今日も11時まで持ちそうもない…。