イカサマ咳作戦

 
 イングランドとドイツが決勝トーナメントの1回戦で対戦か。なるべくなら、そのカードにはなってほしくなかった。サッカー大国同士の対決は準々決勝以降に見たいのでね。

 イングランドにとっては、アメリカ戦のGKのミスがこういう結果を招いてしまった。後ろを振り返る主義のわしは、あのプレーが今も惜しいと思っている。

 こうなったら両国のファンは気が気ではないな。選手個々の名前ではイングランドだが、実力は五分。
この試合で琴光喜になってもいいぜ。

 昨日のイングランド−スロベニアは痺れた。イングランドファンでないわしがそうだったのだから、本国のファンは喉がカラカラになったと思われる。

 イングランド−スロベニアのハイライトは、後半30分頃のスロベニアの3連続シュートである。2本目は決まったように見えた。DF陣はよく防いだな。

 イングランド−スロベニアの実況アナは、明らかにイングランドに肩入れしていた。
巨人戦のアナじゃあるめぇし、NHKのアナがそういうこっちゃいかん。

 それにしても、アメリカはしぶといな。あんな土壇場で点を取るたぁ、大したもんだ。

 アメリカ人やアメリカの代表チームは、どの種目、どの競技でも勝負強い。万が一準々決勝が韓国−アメリカになったら、アメリカに持ち前の勝負強さを発揮してもらいたい。

 スロベニアもクソハガいな。イングランド戦を終わった時は、自分らも決勝トーナメントに進出したと確信したように見えた。それが…。

 帰国になるか、もう1試合やるかでは、天と地の差だ。日本も、明日未明の試合でそれを実体験するわけだ。

 セルビアの敗退にはがっかりしている。セルビアの予選の試合を何試合か見たが、一次リーグで敗退するようなチームではない。なぜオーストラリアに負けたのか、ようわからん。

 今日は午後からマスクをした。
咳が川田隆状態になったのである。

 明日の午前中に病院に行かないとな。
柳済斗戦前の輪島功一のマスク作戦はバレバレであったが、わしの咳作戦がイカサマと見破れる奴は誰もいないだろう。

 言っておくが、そんなに日本には肩入れしていないぜ。とはいえ、金竜飛のように、ちっとも熱くならないということはない。

 明日の今頃、どういう気分でいるか、蓋し楽しみだ。



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