ボリショイサーカス

 
 帝京がコールド負けを喫した。6回の8点が致命傷になった。

 帝京とすれば、先発ピッチャーに悔いが残るのではないか? なぜ、伊藤を先発させなかったのか? 

 それと、打撃を優先にしたコンバートが失敗したようだ。ビッグイニングを作られた回は、守備の乱れが出たというし。

 しかし、コールドというのはハガい。8点差だったらまだ可能性があったのにな。

 以上からわかるように、帝京の敗退にショックを受けている。今年は投手陣が充実し、いい打者も揃っていたのが…。

 敵役がいないとつまらん。
どうやら嫌いも好きのうちのようだ。

 午後から生まれて初めてサーカスを観に行った。どうせ観るなら、世界最高峰のサーカスだ。

 というわけで、ボリショイサーカスにした。場所は、アニメ・タイガーマスクの
「死闘のタッグ」で有名な東京体育館である。

   

 一番前の席を予約できたので、そんなに混んでいないと思われた。が、小学生などが多く、4000人くらいは入った。やる方も観客が多い方がやり甲斐があるだろう。

 始まる前にパンフレットを買った。500円くらいだと思ったら、1000円してやや吐いた。
それでも、ウラウラのチップ2枚よりも何倍もましだ。

 パンフレットで東京公演の次の次に埼玉県の深谷市で催されることを知った。なんだって、そんなディープ埼玉で公演するんだ? そんなところでやって客が入るのか? 意味がわからん。

 肝心のショーであるが、驚嘆の金太郎アメであった。さすが世界最高峰のサーカス団である。

 前半のハイライトの空中ブランコは、見ている方が冷や汗をかいた。高所恐怖症のわしにはあり得ないパフォーマンスであった。

 空中ブランコが終わって休憩になった。
休憩がなければションベンとの闘いに敗れていた可能性が高い。

 休憩時間にミニパフォーマンスを見せた女性の体の柔らかさも凄かった。その人もご多聞に漏れず、スタイルが抜群だった。
だいたい、デブにサーカスができるかよ。

 後半の綱渡りにも度肝を抜かれた。綱渡りといえば、
「カイジ」「超高層ビル・鉄骨綱渡り」である。

 しかし、本物のプロはわけが違った。
目隠しをしての綱渡り、ボールをヘディングしながらの綱渡りなどは、カイジには死んでもできん。

 そして、本日のハイライト、ライオンとトラによるショーが始まった。これが見たくてボリショイ・サーカスを選んだようなものである。

 期待に違わず、猛獣とは思えないパフォーマンスの連続であった。中でも、トラが2頭のライオンを飛び越えるシーンには感嘆した。よくそこまで仕込んだものである。

 ところで、日本で公演中、猛獣はどこに置いておくのだろうか? 一座が移動するトラックに積んだ檻の中か? 

 熊のパフォーマンスにも目を見張った。
熊が綱渡りをするなんて信じられぞうだ。

 熊は思ったより小さかった。たぶん、まだ子供だろう。

 サーカス団の神業を見て、
「いったいどのくらい練習しているのか」と思った。また、何歳くらいから始めたのだろうか? 

 あの沢村忠が空中飛び膝蹴りの練習を1万回やったと言っていたが、それこそ血のにじむような練習をやっているはずである。

 みんな、物心ついた時から訓練を始めたと思われる。ちなみに、Xもちっちゃい頃から麻雀をやっていたそうである。

 日本で公演した後、サーカス団はどの国に行くのだろうか? 彼らは引退するまで旅を続けるのだろうな。

 というわけで、あっという間の2時間であった。これなら来年も行く価値があるな。来年はまた違ったパフォーマンスを見せてくれそうだ。

 明日からまた仕事か。こうなったらサーカスのような仕事をしてやる。
どうしたらサーカスのような仕事ができるのか、要研究だ。

 明日から5日間、まじでハガい…。



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