アマゾンの書評

 
 朝から吐いた。テレビをつけたら小泉のインタビューをやっていたからである。

 TBSもどうしようもない。サンデージャポンとかいうくだらない番組とはいえ、こんな奴のインタビューを流すとは…。
TBSの視聴率が低迷するのも当然だ。

 小泉や石原が唾棄すべき人間なのは、自分に甘く他人にとことん厳しいからである。
今回の漫画の性描写の規制で石原は漫画家を罵倒していたが、てめぇの下品な小説はなんなんだよ。

 奴らは、自分は何をしても許されるという壮大な勘違いをしている。それ以上に、奴らを支持する人間が多いのが信じられない。

 気を取り直して、将棋対局にチャンネルを変えた。そしたらもう中盤戦で、渡辺竜王、島九段とも矢倉に組んでいた。結局、2筋から突破口を見出した渡辺竜王が寄せ切った。

 立派だったのは負けた島九段である。感想戦で不機嫌攻撃をしなかったのだから。
負けると感想戦でほとんど話さない金子正輝プロとは大違いである。

 今日のアタック25はチャンピオン大会の後編であった。チャンピオン大会だけに実力が拮抗していて面白かった。

 今日の海外旅行の賞品は、スイートルームで行く地中海クルーズであった。そして、
「ある人物」がお題目であった。

 
麻雀のシーンが映ったので、小島武夫か金子正輝か正解と思ったよ。が、正解は海藤尊とかいう奴だった。

 誰だ、それ? 優勝した緑の兄ちゃんも答えられなかった。そう簡単に高額な旅行なんか出さないということか? 

 海藤尊はベストセラー作家だったのか。
だから、わしはベストセラーは読まない主義なんだよ。

 そういや、今日のアタック25で水嶋なんたらが書いた本の題名が問題になっていたな。
クソ〜、覚えたくもないのに覚えてしまったじゃねぇか。

 それでアマゾンの書評を見たら、ボロカスに書かれていた。413レビュー中、5点満点で1が219もあるとは…。

 
「話題なので早速読んでみましたが、これで大賞をとれるのかと疑う人が出てくるかもしれません。正直、あまり面白さが伝わってきませんでした。 もっと期待していただけに、出来レースといわれてもしょうがないと思います。評価したポプラ社の評判が落ちるのでは」

 「つまらない内容でした。ハッキリ言って、素人でももう少し上手く書ける気がします。日本の100人中90人くらいは出来レースと思っていた分、内容が素晴らしかったなら、少しは好感を持てたのですが…」


 
「これが1000を超える作品の中の頂点をとった、というのはどう考えても納得できない。選考に携わった人間は日本文学をとことん馬鹿にしているとしか思えない。ライトノベルとしても、既存の作品に比べて中途半端。ライトノベルは最近、作者の意向が直に伝わってくる面白い作品がどんどん増えているのでそう考えると、本当に商業作品の価値はない」

 「この作品2000万円の賞を取り、さらに初版43万部も発行されるとは、なんとも不可解で理不尽な世界だ。これでは、日々悩み苦しんでいる多くの小説家志望者に絶望を与えかねない。もしも彼らが自殺などしてしまったら、至上稀に見る本末転倒ぶりである」


 
「私が応募した賞の大賞を受賞した方が芸能人だということが公表されたときは正直驚きました。作家を志望するものの端くれとして、読んでもいないものを貶すという行為は耐え忍んでいましたが、しかし、読了した今なら言えます。これは小説として欠陥品と言わざるを得ません。少なくとも大賞として在るべきではないのです。私が4年間かけて書いた小説はこんなものよりも劣っていたのかという悔しさが満ち溢れてきます。私だけでなく、今回応募した全ての方々が同じ気持ちであろうと思います。審査員は本当に私の作品を読んでくれたのでしょうか。これほどの無念さを私に感じさせるほど、あまりに残念すぎる内容でした」 

 言っとくが、わしは水嶋が悪いだなんて一言も書いてないぜ。悪いのは、売れればいいことを目的にロクに選考もしないで水嶋に大賞を与えたポプラ社の選考委員である。

 アマゾンの書評でここまで罵倒されたら普通は売れない。
それが大増刷というのだから、如何にミーハーな奴が多いかということだ。

 わしはアマゾンの書評は大いに参考にしている。先日読んだ江川の本は、6人が6人とも5をつけていた。わしも5だ。

 さ、これから夕寝をするか。年賀状書き? うざってぇ。明日に延期だ。

 明日こそ、年賀状書きで3つのミラクルを見せてやる。



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