思い出のオーバー

 
 あんだ、あんだ、今朝の寒さは。あまりの寒さに股引を身につけ、オーバーを着て出勤した。

 が、今朝、家を出る時、オーバーがなかなか見つからずに苦労した。クロゼットの中にあると思ったところ、なぜか押し入れの奥にあった。

 それにしても、よく見つかったものだ。そのオーバーは、母親と洋服の青山に行った時に、母親に買ってもらった思い出のもの。なくすのは許させんのだ。

 これ以上、気温が下がると、ヒーター入りネックウォーマーとイヤーカバーをすることになる。それは、もう少し先になるだろう。

 とにかく、風邪を引きたくねぇ。風邪を引くと、孤独感に押しつぶされるのは目に見えている。

 風邪といえば、腰に菌が入って入院していた時を例外とすれば、15年間、38℃以上の熱を出したことがない。

 もし38℃以上の高熱になったら入院する。ただ、看護婦による迫害がトラウマになっているだけに、入院に二の足を踏むやもしれん。

 相撲がつまらん。稀勢の里が早くもコケたし、見所が何にもナイマンに拍車が掛かった。

 明日にでも、相撲君に感想を聞いてみるか。何らかの楽しみ方を教えてくれるに違いない。

 明日もクソ寒いのか。わしの心の中と同じだ。このまま凍死しても構わん…。



次の日へ 前の日へ
日記トップへ HPトップへ