本当は左利きだと?
あに? 号泣組翁は、年少時代は左利きだっただと?
20年以上の付き合いで、今日、初めて、そのことを翁から聞かされた。
水くせぇじゃねぇか。もっと前に教えてくれよ。
左利きだと何かと不便なので、オヤジさんに右利きに直されたそうだ。その辺は、星一徹と正反対である。
確かに、左利きにとっては、ハガいことが少なからずある。特にパチンコをする時と自動改札を通過する時が不便である。また、ハサミも使いにくい。
ただ、スポーツの場合は、左利きは有利に働くことが多い。柱谷哲二は、「左利きの選手は、ドリブルそのものがフェイントになってやりにくい」と言っていた。野球でも、左バッターの方が有利なのは書くまでもない。
使えないのは、左投げ右打ちの選手である。守れるポジションは限られ、それでいて打つのは右では、使い勝手が悪い。
だが、左投げ右打ちの選手でも大選手はいる。メジャーで最多盗塁数を誇るリッキー・ヘンダーソンが左投げ右打ちだった。
また、天理から近鉄に入団した中村も左投げ右打ちであった。86年夏の大会で大会bPスラッガーと言われた中村は、今、何をしているのだろうか? プロ野球の世界は本当に厳しい。
本来は左利きでも、野球は右投げ右打ちという選手もいる。岩隈、由規、読売の坂本らがそうである。
右投げ左打ちの選手は腐るほどいる。イチローや松井の影響もあろう。
昔は、右投げ左打ちの選手は大したことないと思っていた。宇都宮商のアンダーハンド・笈川もPL戦を前に、「PL打線に左バッターが多いからってといっても、中心が右投げ左打ちの選手ですから怖くないですよ」と、言っていたエピソードがある。
しかし、初回に、右投げ左打ちの小早川にセンターオーバーの大ホームランを打たれた。その後、6−2とした宇都宮商がハガい再逆転負けを喫したのは、ご存じの通りである。
翁の話に戻ろう。翁は、今でもボール投げは、左で投げる方が距離が出るそうである。
とはいえ、右でも左でも、大した距離ではないはず。翁は、運動神経がゼロだからな。
社員旅行で伊豆に行った時の卓球で、翁があまりに下手だったのに吐いた記憶がある。翁とダブルスを組んだ雨だと休むおっさんが死んどったわ。
近日中に税務署に行かねばならない。あいつらに、いくら、ふんだくられるのか、今から腹が立つ。
あ゛〜、脱税したい気分だ…。
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