小倉前コーチの予想

 
 朝起きて、すぐにパソコンをオンにした。そんなもん、今日、明日に試合があるかを確認するために決まっとる。

 それで月曜に開会式が延長されることを知った。高野連も、たまには早く決断するじゃないか。

 雨だと休むおっさんが、
「今日、明日、中止だね」と言いに、わしの席まできた。って、本当はわしを琴光喜にさせたいんだろ。

 キムラは引退していないが、琴光喜は引退したんだよ。実家の借り手がついたら、パジャママンの如く、キムラに変身する。

 今日の朝日に、
「大阪桐蔭は最激戦区に入った」と書かれていた。大阪桐蔭、明徳義塾、九州国際大付、神戸国際大付が9日目に組み込まれるからな。

 そんなもん、その都度抽選じゃねぇ。前の3回戦まで組み合わせが決まっていた方式と大同小異じゃねぇか。

 
「最激戦区の中でも、打線のつながりがいい大阪桐蔭がわすがにリードする」か。わしは、そうは思わん。

 九州国際大付打線を大阪桐蔭の投手陣が抑えるのは難しいだろうし、まだ2回戦でスタミナがある明徳義塾の岸を打ち込めるとは思えない。

 九州国際大付、明徳義塾、大阪桐蔭の3校の実力は、まったく互角と思われる。

 今日の報知のサイトで、龍谷大平安の原田監督が、春日部共栄の本多監督との対談で、胸にバカでかいHの文字が入ったTシャツを着ているを見て吐いた。それじゃ、わしのミラクル3刺繍と同じじゃないか。

 まあ、それだけ原田監督は、平安愛が強いのだろう。もし開幕試合で負けたら、選手とともに号泣しよう。

 春日部共栄の投手コーチを元西武・横浜の土肥氏が務めているくせぇ。エースの金子も同じ左腕だから、土肥氏の薫陶を受けているはず。

 いずれにせよ、総合力のある春日部共栄は、龍谷大平安には嫌な相手である。波乱の可能性は十分にある。

 今日のゲンダイに、横浜の小倉前コーチの優勝予想が載っていた。

 小倉前コーチは、東海大相模を優勝候補の筆頭に推している。実際に神奈川大会で対戦して、その強さを実感したのだろう。ただし、
「初戦の大一番を乗り切れば」との条件つきだった。

 小倉前コーチは、
「九州国際大付もいい」と、九州国際大付を2番目に買っている。破壊力のある打線に好投手を複数擁しているのが、「夏」の優勝の条件に合致するそうだ。

 そういや、数日前にも、ある好事家がゲンダイのコラムで、
「優勝は九州国際大付」と書いていたぁな。それだけに、9日目の組み合わせが鬼のように重要になる。

 小倉前コーチは、明徳義塾に関しては、
「明徳義塾が優勝するかといえば、今年のチームは打線がそこまで強くない」と評している。確かに、森岡、筧らで優勝したチームよりも打線の破壊力は数段落ちる。

 「龍谷大平安と大阪桐蔭は、頂点を狙うには投手力に難がある」とそれほど評価していないのに対し、「バランスがいいのは広陵、沖縄尚学、夏は初ながら神戸国際大付も好チーム」と、朝日の記者座談会とは違う見解を示している。

 泣いても笑っても、明後日から大会が始まる。琴光喜にならず、明鏡止水の心境で楽しめることはいいことだ…。


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