女に振られた気分だ
午後1時前に電話が掛かってきた。審査通過の電話だと思いきや…。
「昨日のご家族の件なのですが」と切り出した時の兄ちゃんの声の感じで、すぐに「ダメだったな」とわかった。そしたら、案の定だった。
「ほかの物件に決めたそうです」と聞いた瞬間、頭が真っ白になった。「吐いた」なんて、甘いもんじゃない。まじで気絶しそうになった。
電話でこういう感覚に陥ったのは、十数年前に付き合っていた奴から電話でお別れの言葉を食らって以来である。あの時は、「振られることはない」と思っていただけにショックが大きかった。
今回も、「決まるだろう」と気分が弛緩していたので、理由が晴天の霹靂であった。
将棋では、「『勝った』と思った瞬間が一番危ない」という。今回は、まさにそんな感じである。
麻雀でいえば、3メンチャンのダブリーを和了れなかったようなものか? いや、そんなもんじゃねぇ。
話は戻って、断ってきた5人家族は、うち以外の家にも申し込みをしていたのだろう。それで天秤に掛けた結果、うちを落としたということか。
ともかく、昨日、大手の不動産会社に、「また申し込みが入りました」と報告しなくて良かったぜ。こっちも、このまま二股で行く。
しかし、こうも苦戦するとは、「計算外だよ、玄大佐」。賃料を下げ、礼金を0にして、この結果たぁ。
不幸の電話があってからすぐに弟にメールした。そしたら、夜、弟から電話があった。
「おめぇ、一喜一憂し過ぎだよ。そんなんじゃ、4月から身がもたないぞ」と叱られた。
確かに、わしは一喜一憂が激しい。だが、今回ばかりは、「ツモった」と思っただけにダメージが半端じゃない。
もし3月いっぱいで決まらなかったら、別の方策を考える。それについては、ここでは申し上げない。
今日は、もう不貞寝だ。それしかねぇ。
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