ガルーダになれず
プー太郎生活、19日目。もう日数に何の感慨もない。
昨日、読売が負けたので、今日の報知の一面は、早実の清宮であった。
スーパー1年生が早実に入学したのはいいけどよ、あんだ、11点取ったのに18点取られてコールド負けってのはよ。投手陣がかわい子ちゃん揃いでは、夏の予選を勝ち抜けっこねぇ。
西東京には、選抜に出場した勝俣の東海大菅生が健在だしな。その東海大菅生より遥かに脅威なのが日大三である。
二松学舎の好左腕・大江から4ホーマーしたたぁ。その4本を全部違う選手が打ったということに、日大三打線の凄みを感じる。
チームに清宮のような超強打者が1人いても、他に好選手がいなかったら予選を突破できない。むろん、そんなチームが甲子園で上位に進出するのは不可能。
だから、「巨人の星」で、超強打者がチームに1人だけだった花形の紅洋高校と左門の熊本農林が甲子園で勝ち進んだことに対して、長じた時に大いに疑問を抱いたものである。
というわけで、ティップネス連続参上記録は、昨日で途絶えた。わしは、KO率100%のガルーダになれなかったのである。
まだ少し風邪気味なので、今日は自重した。無理してティップネスに行って、風邪をこじらすようなバカはしない。
「風邪の引き始めにサウナは効果的」というのがシャミであったことは、よくわかった。そんなマヤカシを鵜呑みにしたわしがバカだったわい。
今日、目が覚めたのは1時半過ぎであった。だから、今日も将棋とアタック25を生で楽しむことができなかった。
それどころか、4月からの放送を両方とも1回も見ていない。機会を見て、録画したのを1つ1つ見ることにしよう。
今日は、阪神−読売で疲れた。延長戦にもつれ込んだ総力戦で阪神が負けたので、風邪は悪化したと思われる。
「今日のこの1球」は、8回裏の山口の1球である。その場面を、以下に振り返りたい。
2−2で迎えた8回裏、読売ベンチは山口をマウンドに上げた。阪神は山口を攻め、ワンアウト2、3塁のチャンスを作った。
バッターは、頼れる4番・ゴメス。しかし、ゴメスは三振に倒れた。
続くマートンはセカンドゴロでチャンスが潰れたかに思いきや、セカンドの片岡がファーストに悪送球して、阪神が1点を勝ち越した。
この思わぬ失点にマウンドの山口は気落ちした。次打者の福留にフォアボールを与え、ツーアウト満塁になった。
ここで打席に立ったのは、代打の切り札・関川。動揺を隠せない山口の初球は、内角低めに大きく外れるボール。
2球目も同じようなコースのボールであった。なのに、球審が「ストライク」とコールしくさった。
その瞬間、ベンチの和田監督が映し出されたが、和田監督は明らかに吐いていた。
山口はこの誤審で息を吹き返し、関本を三振に打ち取った。わしが先に書いた「今日のこの1球」は、もう言わんでもよかろう。
インターネットの普及や映像技術の向上から、かつての平光、谷村、大里、田中、井野などのような読売びいきのジャッジをする審判は、絶滅危惧種になった。だから、今日の判定も、「故意ジャッジ」ではなく、「誤審」だと思われる。
しかし、あのジャッジで流れが変わったのは事実。あの1球がボールの判定だったら、押し出し四球となったと思われる。そしたら阪神はさらにリードを広げ、9回の読売の同点劇もなかったずである。
クソ〜、わしの4時間半を返してくれ。読売が勝ったのでは、時間の無駄使いもいいところだ。
甲子園球場に観戦に行った阪神ファンは、わしどころの騒ぎではないだろう。酒を飲める奴は、今頃、飲み屋でクダを巻いていると思われる。
それでも、85年頃の阪神ファンに比べれば、今の阪神ファンは大人しくなった。当時は、頭の線が切れた阪神ファンのおっさんがぎょうさんいた。
環状線でラジオをイヤホンで聴いていたおっさんが怒って電車の中でラジオをブチ壊したという話など、阪神ファンの狂態は枚挙に暇がなかった。
かくいうわしも、大学5年時、雀荘でラジオを破壊したことがある。それについては、ここを読まれたい。
明日は雨か。明日もティップネスは見送りだな。
まあいい。体調が万全になったら、今日、明日の復讐をしたるからよ。
それにしても、ごく軽いとはいえ、風邪を引いたのは、「計算外だよ、玄大佐」…。
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