サイクルヒット

 プー太郎生活403日目。

 9時過ぎに起きて、BS・NHKをつけた。そしたら、ブルージェイズ−ドジャーズを中継していた。

 そういや今日は前田が先発する試合だったぁな。4回から見られたのは望外であった。

 ドジャーズ首脳陣は、敢えて前田を強打のブルージェイズ打線にぶつけたそうである。ドナルドソン、ボティースタ、エンカルナシオンなど右の強打者がブルージェイズ打線に多いのが、その理由だという。

 メジャーでは、右対右、左対左を日本のプロ野球より遥かに重視する。特に左対左には拘る。

 今、角が全盛期だったら、メジャーの金満球団がかなりの額で入札したと思われる。もっとも、角は制球に難があったが。

 前田は好投しながらも勝てなかった。相手投手の出来も良く、味方が点を取れなかったのだから仕方がない。

 それにしても、ボティースタにホームランされた一球は甘かった。まさにアホ後輩の暴牌なみの甘さであった。

 救いは、負け投手にならなかったことである。被安打2で負け投手になったらシャレにならないところであった。

 ドジャーズは、今日から20連戦か。移動距離が日本とは比較にならないメジャーでの20連戦とは、本当に過酷だな。

 移動には、専ら飛行機が利用される。わしやベルカンプのような飛行機嫌いは、メジャーリーガーにはなれん。

 読売−中日は、2回表の中日の8点が全てであった。3回前後にテレビをつけた読売ファンは、0−8というスコアに吐き倒れたことだろう。

 宮本氏の解説は、同じヤクルトOBの古田に比較して深みがない。人望があるのは圧倒的に宮本氏だが、野球偏差値は古田の方が高いくせぇ。

 宮本氏がPL出身ということは常識である。宮本氏は2年生でベンチ入りしたものの、レギュラーにはなれなかった。

 内野の3年生レギュラーが立浪、片岡、深瀬、尾崎では、付け入る隙はないわな。それにしても、凄い布陣だった。

 谷繁監督の原点は、江の川高校での活躍である。尽誠学園の入試に落ちて路頭に迷っていたところを江の川高校が救ってくれた話は、知る人ぞ知る話である。

 坂本のサイクルヒットは、最後の打席がサードゴロとなって夢と消えた。違う種類のヒットを4本打つという命題はきつ過ぎる。

 麻雀で言えば、四槓子を和了るくらい難度が高いと言える。

 全く好々爺でないムツゴロウは、プロ裸足の雀力を持っている。そのムツゴロウは1度麻雀から足を洗ったのだが、
「役満のうち、まだ緑一色を和了っていない」という理由で、また牌を握るようになった。

 ということは、四槓子を達成したことがあるわけだ。ムツゴロウの性格からして、イカサマをしての和了りかもしれないが。

 話はサイクルヒットに戻って、帝京の大見と明徳義塾の清水が惜しいところでサイクルヒットを逃している。
 
 大見はフェンス直撃の当たりが、当たりが良すぎてツーベースにならなかったことで、サイクルヒットを記録できなかった。

 清水は、第4打席でシングルヒットを打てばサイクルヒットであった。ところが、外野手の間を抜ける当たりを打ったことが皮肉となってしまい、サイクルヒットとはならなかった。

 清水が一塁ベースを蹴った時、アナが、
「やはりセカンドに向かいます」と言ったのを覚えている。もし記録のために一塁で止まったら、「高校生らしくない」とバッシングされたであろう。

 ちなみに、清水が打ちまくった投手は、現在は読売の外野手である亀井である。

 亀井を擁する上宮太子は優勝候補であった。なので、初戦でそれほど評価が高くなかった明徳義塾にボロ負けしたことに吐いた博徒は多かったと思われる。

 その1人が雨だと休むおっさんであった。しょうがねぇおっさんだ。

 明日から大相撲が始まる。今場所も北の富士の口八丁に付き合わされるかと思うと嫌になるわ。

 まず、稀勢の里の優勝はないだろうな。鷲巣編の決着同様、稀勢の里が未完のまま終わる可能性が高い。

 ともかく、明日からの大相撲を楽しみたい。そういう刹那的な楽しみしかないのが悲しい…。

次の日へ 前の日へ
日記トップへ HPトップへ
サイクルヒット