ハガい大晦日

 プー太郎生活639日目。

 ダメだ。どうにもネットに接続できん。

 しかも、音楽も聴けなくなっていた。これでは、わしには手の施しようがない。

 大晦日でもパソコン救急隊なら営業しているだろうと思って、国際救助隊・サンダーバードに助けを請うごとく、パソコン救急隊に電話した。

 パソコン救急隊には何度か世話になったことがある。他の業者に比べて料金が良心的だし、訪問サポーターも熱心な人物ばかりだったので、パソコン救急隊に依頼したのである。

 そしたら、
「大晦日と3日までは5000円プラスになります」と言われた。そんなもん、構わん。2日の麻雀で奴らから回収するからよ。

 支払いはカードが利くということで助かった。大晦日に田村ではシャレにならんて。

 で、午後2時にチャイムが鳴った。ドアを開けたら若い女性だったので驚いた。

 若い女性が男の部屋に1人で来て大丈夫なのか? もっとも、わしはビッグ・タイガーのように現役を退いて幻の男になっているが…。

 まず女性はパソコンをオンにした。でないと始まらないからな。

 あ゛、パソコンの壁紙が市川由衣だ。女性が来るとは
「計算外だよ、玄大佐」だったので、壁紙を変えていなかったのである。

 ともかく、水着とかの画像でなくて良かったぜ。それでも、恥ずかしいもいいところであった。

 「すいません、お恥ずかしい画像で」と言ったら、女性は、「いいえ」と、さらっと流した。そういうのには慣れているのだろう。

 4時間ほど掛けて調べてもらった結果、ウィンドウズ7のパソコンなのにウィンドウズ10にアップデートされていたことで、ネット接続に不具合が生じたとのことであった。

 音楽ソフトも調べてもらったら、同じ原因で起動しなくなったことが判明した。むろん、その際、ダウンロードした音楽一覧も見られた。

 ただし、音楽一覧のトップにあるのは
「猪木ボンバイエ」である。「猪木ボンバイエ」で、市川由衣の失点を取り戻してやったわい。

 女性が滞在中に宅配業者が来た。玄関にある女性の靴を見て、宅配業者の兄ちゃんは、
「こいつ、デリヘル譲を呼んだな」と思ったかもしれんな。

 結局、この場では解決できないとのことで、女性がわしのパソコンを持ち帰って詳しく調べ、3日に再訪問ということになった。

 
「2日に進捗状況を連絡いたします」って、2日はクソ麻雀だからダメだ。そのことを正直に言った。わしは、麻雀を打つことに誇りを持っているんじゃい。

 女性が帰ったのは午後7時だったので、ボクシングを見ることができた。TBSでの井岡と小國の試合が何時から放送されるのかわからなかったので、テレ東での田口と内山の試合を先に見ることにした。

 田口はドロー防衛であった。相手のベネズエラ野郎が強かったし、ドロー防衛は御の字と言えよう。

 そもそも、ドロー防衛はチャンピオンの特権である。それを最も悪用したが元AWAチャンピオンのニック・ボックウインクルである。

 内山の判定負けは仕方ない。11ラウンドのボディブローしか有効打がなかったのだから。

 ただし、117−110としたジャッジにはクソを食らわしたい。そんなに差はねぇ。

 井岡の試合は録画したのを観戦した。井岡がダウンした時は声が出た。が、実力で勝る井岡が逆転勝ちした。

 井岡ではローマン・ゴンザレスには勝てんな。対戦を避けるのが賢明だろう。

 小國が22戦22KОのドミニカンに勝つたぁ。しかも、完勝であった。

 誰もが小國の挑戦を暴虎馮河だと思った。それだけに嬉しい番狂わせだった。

 ここで、今年を振り返ってみたい。

 個人的には、マンションを購入したことが最も大きな出来事であった。2位は、女性インストラクターとの関係が自然消滅したことか? 

 1位と2位の差が天と地であることは書くまでもない。3位以下は思いつかん。

 スポーツに関しては、最も吐いたのは、横浜と履正社が2回戦で顔を合わせたことである。そして、最もショッキングだったのは、マーリンズのホセ・フェルナンデスの事故死であった。

 さ、今年も終わりだ。それにしても、年の瀬にパソコンがイカれるとはハガい。

 来年も、いいことが何にもナイマンだろう…。

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