暗殺か抹殺か

 プー太郎生活655日目。

 ニュースが金正男・殺害事件で持ち切りだな。ティップネスにおいても、サウナで団塊野郎同士が金正男・殺害事件を話題にしとったわ。

 ここで疑問に思うのは、金正男・殺害事件が暗殺か抹殺かということである。

 「暗殺」といえば、何と言っても、ガッツ星人による「セブン暗殺計画」である。「セブン暗殺計画」前編は、不気味な音楽も相まって、全国の子供達を震え上がらせた。

 日本史史上でも数々の暗殺事件があった。その中でもインパクトが強い暗殺事件は、源頼家が修善寺で北条時政に暗殺された事件である。

 頼家は風呂に入っている時に殺されたのだが、風呂場での暗殺は成功率が高い。裸だから刀を持っていないし、風呂場なので血が止まりにくいからである。

 
「抹殺」で誰もが真っ先に思いつくのは、北の富士一味による大鳴戸親方らの抹殺だろう。千代の富士などの八百長告発をしていた2人が同じ日に同じ病院で同じ死因で死亡って、「抹殺」以外考えられない。

 実は、元直属の上司が号泣組翁を抹殺しようとしたことがある。それは1988年のことであった…。

 当時、専門スタッフが6人おり、人員が余剰気味だった。そこに翁が専門試験を受けに来たのである。

 
「もうこれ以上、人はいらないんですよね」と言って、元直属の上司は、従来の専門試験問題とは別の専門試験問題を作った。その専門試験は人間の処理能力を遥かに超える問題量で、難易度も驚異的に高かった。

 つまり、翁を抹殺するために作成された問題だったわけだ。が、当時30代前半と全盛期にあった翁は、とんでもない得点を叩き出した。

 採点した元直属の上司は、
「これで不採用なら惜しいので、人事に採用するように言います」と考えを改め、ここに翁とわしの恋愛物語が始まったのである。

 元直属の上司の抹殺問題から生還した翁が最後の最後まで生き残っているのは必然と言えよう。

 こうして書いていたら、翁がより愛おしくなった。今度は来週の月曜に翁に会う。月曜が待ち切れん…。

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