リバース

 プー太郎生活768日目。

 ここ1年半、ドラマを厳選して見るようになった。むろん、恋愛ドラマや不倫ドラマに用はない。

 今クールの例外は、
「あなたのことはそれほど」である。東出なんたらという俳優が、「21世紀の冬彦さんと化している」と、ゲンダイが書いていたからである。

 しかし、佐野史郎の冬彦さんには遠く及ばない。佐野史郎の爬虫類じみた不気味さは、佐野史郎ならではである。

 冬彦さんと言えば、野際陽子が亡くなったことが大きく報じられていたな。母親役の野際陽子も出色の演技であった。

 佐野史郎と野際陽子の会話は、わしら親子と全く同じだったので、脚本家に盗聴されたと思ったものである。

 息子:母さん、塩、取って
 母親:かけ過ぎちゃダメよ
 息子:わかっているよ

 今クールのドラマでは、湊かなえ原作の
「リバース」と香川照之のオーバーアクションが評判の「小さな巨人」を録画して、後日に再生している。

 昨日、
「リバース」が最終回であった。で、今日の午後、最終回を見た。

 確かに、
「リバース」は、引き付けられるドラマではあった。ただ、竜頭蛇尾感は否めなかった。

 そう思って、原作の粗筋をネットで読んでみた。やはり最終回は蛇足だったくせぇ。

 刑事崩れの武田鉄矢は、原作に登場しない人物だったのか。それも蛇足だ。

 「リバース」に出ていた三浦なんたらという俳優が三浦友和と山口百恵の息子であることを、後で知った。まあまあ演技はうまいと思ったが…。

 三浦友和か。ガキの頃、
「こんなかっこいい男がいるんだ」と思ったのは、「刑事くん」に出ていた三浦友和と東海大相模の原である。

 
「リバース」の主要人物の1人に世界史の教師がいて、最後に授業シーンが出てくる。高3の6月で十字軍の授業って、授業進度が遅すぎないか? 

 と、しょうもない突っ込みを入れてしまった。が、演出家は、そういう細かいところまで気を配るべきである。

 やはり読売が勝つと面白くねぇ。今日は、解説の桑田が吐くところを見たかったのによ。

 読売が3回裏に2−0とした時点でNHK・BSにチャンネルを変え、Jリーグの試合を見た。贔屓のチームおよび
「負けろ」と思うチームがないので、Jリーグにはイマイチ興味が持てん。

 ところで、
「リバース」は、日本語では、「裏」「再生」「逆」「反転」という意味だそうである。わしが「再生」されることはない…。

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