まだ悄然としている

 
 プー太郎生活971日目。

 現在、午後4時半。まだ悄然としている。

 別れ際に、
「お元気で」と言い合ってから時間が止まっている。

 33回も同じトリマーにトリミングを受けたら、誰だって情が移るって。

 しかし、
「33回で終わりになってしまいましたね」とは言わなかった。それだと偏執狂だと思われるからである。

 トリマーの姉ちゃんは、トリマー自体を止めるくせぇ。前の客に、そう言っていた。

 ということは、寿退社か? あり得るな。

 いずれにせよ、幸せになって欲しい。わしだって、たまには真っ当なことを言うんじゃい。

 翌月から担当トリマーは誰になるのか? 今は、それを考える余裕がねぇ。

 小太郎がトリミングされるのをガラス越しにガン見していたら、ヨークシャーテリアを連れた夫婦が受付で3月と4月の予約を申し込も込もうとした。

 が、3月も4月も予約でいっぱいで、キャンセル待ちというハガいことになってくさっていた。

 3月の予約受付は12月31日から始まっていた。そして、4月の予約受付は1月31日からであった。

 それを今日に予約を取ろうたぁ、甘い。キムラ店でも何でも、予約合戦は予約受付直後から始まるのである。

 いかん。これ以上、書けん。将棋もアタック25も見る気力がない。

 
サヨウナラと泣かないで〜♪
 
 今は微笑みを〜♪

 いつかまた巡り会える光と風のように〜♪

 
巡り会えねぇ!

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