便乗値上げ
プー太郎生活1895日目。
ティップネスのロッカー室で帰り支度をしていたら、競馬がヘタクソな奴からラインが3本来ていた。
昨晩、寝る前に、「凱旋門賞は取れたのか?」とラインしていたのである。
「だから、買う金が残ってねぇっ、って言っただろ!」:午後1時17分
「あ、冷静沈着な私としたことが、つい興奮してしまいました」:午後1時18分
「買えなかったので、録画したまま、まだ見てもいません」:午後1時18分
ま、買えなかったら、見る気がないのはわかる。それは、金を賭けないで麻雀をするとの同じだからである。
ティップネスから帰って来て郵便箱を開けたら、みずほ銀行からの封書があった。
「店舗移転に伴う貸金庫移し替えのお願い」だと? ったく、うざってぇ。
あに? 「来店の予約を取れ」だと?
そっちで勝手に移転するのに、来店を強要するたぁ。
だったら、交通費を出せ。それくらい当然だ。
封書には4枚紙が入っていた。その3枚目が問題であった。
貸金庫の料金が年間1万3000円から1万9000円に上がると書かれていたのである。
なら、解約だ。特に重要な書類とかを預けているわけでないしよ。
そんなもん、もっと前に解約すべきだった。が、今回がいい機会となったわ。
弟に相談したら、「お前で判断しろ」と言われた。それじゃ、相談した意味がねぇ。
ただ、解約するなら保管用の耐火金庫を買うように言われた。だから、パソコンの買い替えなどで金がないんだよ。
まあいい。12月30日までが期限だから、それまでに何とかする。
しかし、早く解約しないとならんな。今年の分は日割りとなるはずだろうからな。
パソコンが使えないと情弱になる。なので、スマホから日刊スポーツのサイトなどへアクセスしている。
が、如何せん、画面が小さい。世間の奴らは、よくあんな小さい画面でゲームなどをしているもんだ。
明日は、KDDIから速達が来る手配となっている。
Outlookを設定する際のパスワードがわからないので、それを封書で送るように頼んだのである。
「パスワードがわからないとOutlookが設定できません」と、パソコン業者の兄ちゃんに言われていたのであった。
木曜まで、あと3日。何とか早く情弱から脱出したいものである。了