欧州選手権18・19日目

 
 プー太郎生活3227日目。

 昨日の神宮観戦のヤクルト-読売は…。

 

 ハガかったのは、雷雨で試合開始が1時間遅れたことである。

 それで帰宅時間が11時を回り、小次郎を7時間も待たせることになってしまった。

 帰宅したら、わしに飛びついてきた。よほど寂しかったのだろう。

 これは13時間にも及ぶクソ麻雀など論外である。

 ペットホテルに預けるというのも小次郎が可哀想だしよ。

 それにしても、ファールボールがわしの方に猛烈な勢いで向かってきたのには驚いた。

 思わず身をかがめたところ、後ろの席のお兄さんがダイレクトキャッチしたくせぇ。

 周りから拍手が巻き起こった。そして、そのお兄さんは自分の席の後ろの男の子にボールをあげた。

 その男の子は大喜び。それにも拍手喝采であった。

 その男の子には一生の思い出となったであろう。

 そのボールキャッチのお兄さんに社交的な書記長が、
「お兄さん、野球経験者?」と聞いた。

 
「そうです」とは、やはり経験者は違うな。

 今朝は11時に起き、小次郎に食事を与え、わしは朝のルーティンのこなした。

 それから見逃しフルマッチでドイツ-スペイン、フランス-ポルトガルを視聴しようとした。

 だが、見逃しフルマッチのトップがオランダ-トルコだったので吐いた。

 つまり、またしても日程を間違えたのである。

 ドイツ-スペイン、フランス-ポルトガルは、日本時間の土曜深夜に行われたのであった。

 こうなったら見逃しフルマッチで4試合見るしかない。

 井岡の試合とヤクルト-読売はルベン・ワルター・パスだ。

 ドイツ-スペインの解説はチョン・テセだった。

 テせの
「どちらの敗退も見たくないですね」には激しく同意したわ。

 準々決勝で当たるには惜しいカードであることは衆目の一致するところであろう。

 試合はサッカー大国同士の対戦にありがちな探り合いの試合になると思いきや、両チームとも攻め合った。

 そんななか、51分にスペインが先制した。

 この1点は重いか? 

 実際、ドイツはチャンスは作れども得点できないままアディショナルタイムが近づいてきた。

 しかし、88分に同点に追いついた。

 往年のドイツの勝負強さが残っていたということか。

 結局、試合は延長戦に入った。

 こうなったら追いついた方が有利と思いきや、今度は延長後半終了間際にスペインが勝ち越しゴール。

 最後にドイツに決定的なチャンスがあったものの決まらず、スペインがドイツに2-1で勝利したのであった。

 ヨーロッパ選手権のガイド号に、ヨーロッパサッカーに詳しい鬼論客3人による鼎談が掲載されている。

 その3人のうち2人がドイツの優勝を予想していたのだが…。

 ドイツは地元国キラーなのに、逆に地元ではなかなか優勝できないな。

 優勝したのは、74年の西ドイツ・ワールドカップだけである。

 フランス-ポルトガルも延長戦の試合となり、こちらは0-0で延長戦に入った。

 フランスはエンバペ、ポルトガルはクリスチアーノ・ロナウドの不調が響いた感がある。

 それでも解説の林陵平氏によると、
「局面のレベルが高すぎ」だという。

 確かに、両チームともゴール前でのシュートブロックが凄かった。

 試合は延長戦でも点が入らず、PK戦に突入した。

 前の試合で相手PKを3本連続でストップしたディオゴ・コスタがいるポルトガルが有利か? 

 しかし、今度はフランスのPK戦を1本も止めらず。

 ポルトガルは3番手のキッカーがポストに当ててしまい、それが致命傷になった。

 その若手は気の毒な限りだが、ポルトガルも3試合連続で無得点では敗退もやむを得ないわな。

 イングランド-スイスは、タレントが揃い、イングランド史上最強ともされるイングランドに肩入れして見ていたが…。

 今大会好調の要因となっているスイスの堅い守備を崩せず、いたずらに時間が過ぎて行った。

 この試合も0-0のまま延長戦か? 

 だが、スイスが75分にイングランド守備陣の一瞬の隙をついて先制した。

 残りは15分。


 「これは厳しいな」
と思っていたところ、スター選手の1人であるサカが同点弾を叩き込んだ。

 そして、1-1で延長戦に入った。

 準々決勝ともなると、そう簡単に決着はつかないということである。

 延長戦ではお互いに無得点で、この試合もPK戦での決着となった。

 イングランドは伝統的にPK戦に弱い。それに、PK戦は格上のチームが負けることが多い。

 イングランドが不利か? 

 ところが、先攻のイングランドが1人目が決めたのに対し、スイスは1人目が失敗。

 解説のチョン・テセがスイスの1人目が蹴る前に
「助走が短いのは失敗しやすい」と指摘した通りとなった。

 スイスには1人目の失敗が最後まで響き、5人全員が決めたイングランドがPK戦を制した。

 イングランドは格下相手に薄氷の勝利の連続。

 豪華メンバーを同時にピッチに立たせても、大きな大会ではそうは簡単には勝てないというわけだ。

 オランダ-トルコは、オランダが勝つだろうと思っていたのに、セットプレーの流れから35分にトルコが先取点を取ったのに吐いた。

 が、70分にオランダもコーナーキックからの得点で同点に追いついた。

 流れの中からは取れそうになかっただけに大きなゴールであった。

 その5分後にガクポが泥臭く得点した。

 これでオランダの勝ちは決まったも同然。そのまま逃げ切った。

 準々決勝の結果、準決勝はスペイン-フランス、イングランド-オランダとなった。

 4か国ともサッカー大国。番狂わせが嫌いなわしとしては納得のカードである。

 かぁぁ。卑怯者の小池が3選たぁ。

 覚悟していたとはいえ、いざ現実となる怒髪冠を衝く。

 今年になってから最も蹴ったクソ悪ぃ。

 最低でも1か月は悪い気分が続くだろう。いや、年単位だろう。

 今晩は寝苦しい夜になるのは必至である。了

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