下剤との闘い
昨晩はクソをキャプチャーし損なったが、今朝、見事にゲット。朝クソする習慣が効を奏したわけだ。
しかし、毎年のこととはいえ、カバンにクソをしのばせて出勤するとういうのは妙な気分である。
さて、肝心の健康診断であるが、まず小便を取ることから始まる。今日はスムーズに行ったが、3年前は狂わされた。なんと、看護婦がわしの小便の入った紙コップをなくしくさったのである。
で、「健康診断終わるまでにもう1回取ってきてくれ」だと? 前の晩から飲まず食わずなのに、そうそう小便など出るか! しかし、そのドジをした看護婦はもうおらん。
次に身体検査をしたが、やばい、体重が昨年より2kgほど増えていた。やはり、エステをやめた影響か?
そのうえ、身長が7mmも低くなっていやがった。機械で測っているというのに、いったいどういうこっちゃ?
そして、その次は血圧測定だ。今日は看護婦が2人いて、1人は若くてなかなかの器量。もう1人は50前後のおばさん。
そうだろう、そうだろう、2分の1の確率に勝てるわけがねぇ。そして、そのままおばさんに腕への筋肉注射をされるというハガさ。
内科での作業が終わると、いよいよバリウム検査。それにしても、バリウムを飲んだ後、しばらくゲップしてはいけないというのは難儀である。
わしはコーラなど炭酸類を飲むとすぐにゲップが出る体質なので、炭酸ふうに加工されているバリウムを飲んでゲップを我慢するというのは、かなりの難業になるのだ。ただ、検査台が前後左右に動くというのはいい。気分はバージル〜。
で、胃の検査が終わると、バリウムをいち早く体外に出すために下剤をもらう。この下剤が曲者なのである。
というのも、普通の奴は効いてくるのに3〜4時間かかるが、わしに第一波が来るのは、飲んでから2時間もかからないからである。それは、わしが日にクソを3回以上するという特異体質だからであろう。
次は、いよいよ採血である。言うまでもなく、この担当もおばさん看護婦であった。しかし、この引きの弱さ、なんとかならんか?
200mmほど抜かれたが、200mmなら「ヘ」でもない感じである。そうだろう、アカギよ。
最後は、視力検査と眼底検査である。以前ランドルフ環のあいている方向が全く見えていないのに勘で、「上」とか「右」とか言っていたら、看護婦に「これはカタカナです」と一喝されたことがるので、今日は正直に見ないものは見えないと答えた。
眼底検査を受けたことがある人は知っていると思うけど、瞳孔を開くから検査後3時間ほど近くのものがあまり見えなくなる。したがって、眼底検査後はしばらく、キーラに目潰しを食らったウルトラマン状態になるわけである。
こうして健康診断は終わったが、下剤との闘いはそれからが本番である。病院を出たのは午前11時であったが、そのまま昼休みを取ることにした。
というのも、昼休み中に下剤が効いてきたら、路上でKO負けってことも考えられるからだ。
そして、第一波は午後1時にきた。下剤を飲んだのは10時であったから、今日は3時間で第一波がきたわけである。
しかし、その後、第二波がいっこう来ない。「なんだ、今日はもうこないのか」と気を抜いていたら、午後4時に第二波が突然きた。さらに、続けざまに第三波が押し寄せた。
それにしても、第二波と第三波が来たのが職場にいた時で良かったぜ。もし帰りのラッシュ時に襲われていたら、終わりであったろう。第四波にビビリながら帰ったが、今回は第三波までであった。
現在午後8時半であるが、依然腹の調子がおかしい。まさかこのまま下痢がしばらく続くってことはないだろうな?
本当に健康診断はハガ過ぎだ。もう来年は受けたくねぇ。
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