ひがみ


 世はクリスマスイブ一色だ。しかし、チョンガーの巣窟である我が職場は、そんなもんは眼中にない雰囲気であった。

 現に今日話題になっていたのは、小さい頃に誰の伝記を読んだかということであったのだから…。
まさに同志。愛すべき奴らである。

 
そして、もう1人同志を忘れてはならない。というわけで、今日の昼飯は信玄ラーメンであった。しかし、信玄亭のオヤジを心のよりどころにしているようじゃ、わしも終わりだな。

※ちなみに、わしが子供の頃に読んだのは、ワシントン、リンカーン、エジソン、ケネディ、ヘレン・ケラー、ガリレオ、源義経、豊臣秀吉らの伝記である。わしの小学生時は、ケネディ大統領が暗殺されて10年かそこら経っていなかった。それにもかからわず、もう伝記になっていたとは驚くべきことである。


 毎年思うことであるが、いったいクリスマスって、日本人に何の意味があるのかということである。だいたい日本ではクリスチャンは100万人前後しかいないのだから、クリスマスで騒ぐ方がどうかしている。
そんなもん、どう考えたってケーキ屋とおもちゃ屋の陰謀だって。

 いや、これは決してひがみで言っているのではない。そういう相手がいた時も、「クリスマスなんざ、クソ食らえ」と思っていたのだから。だから、クリスマス後すぐに振られたのかもしれないけど。

 
そもそも、わしはクリスチャンが嫌いなのだ。それは、今をさかのぼること10余年、クリスチャンの女にハガい目に遭わされたからである。

※当時、その相手に聖書を読まされたが、このわしに聖書が馴染むわけがない。読んでいて、「ワァー」と叫びたくなったもんである。じっさい、叫んだ…。それに万一信者になったとしても、わしがマリア像の前でぬかづく姿など誰も想像できまい。


 というわけで、今日は直帰と相成った。しかし…。

 実は、家で毎年クリスマスケーキが買っているのだ。ばあさんが入院中なので、それを母親と2人で食べるってねぇ…。やっぱわしは冬彦か?


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