キューティーハニー


 今朝は10時頃から年賀状書きに勤しんでいた。それほど枚数を書くわけではないが、毎年年賀状書きは骨が折れる。

 あらかじめパソコンに住所録を作っておけばいいのであるが、わしにそんなテクニックはねぇ。

 「あと数枚だな」と思っていたところ、携帯からオランダ国歌が鳴った。というのは、スカパーのアニマックスというチャンネルで、キューティーハニーが今日の昼12時半から始まるので、12時25分にアラームをセットしていたからである。

 その昔、わしが大学5年の時、1人暮らしの後輩に頼んで、当時久しぶりに再放送されたキューティーハニーのほとんどの回を録画してもらったことがある。

 よって、いちおうキューティーハニーのビデオは持っているのであるが、録画してもらったテープがベータだったので、今度はVHSに保存しようと思ったしだいである。

※大学5年当時は、ビデオは居間にしかなかった。弟の目もあり、とてもではないが録画できる状況ではなかった。だから、1人暮らしの後輩に金をつかませて録画してもらったのである。で、家に誰もいない時を見計らって、録画してもらったビデオをコソコソ見ていたのだ。

 レンタルビデオ屋で借りてダビングすれば話は早いのであるが、
そんなもん、恥ずかしくてよう借りれん。

 
で、今日久々に堪能したが、今をもっても、かなりそそられるものがある。

 
盛んに再放送されていた時にこれを見た小学生が舞い上がったのも無理もない。それに、キューティーハニー関係で恥をかいたことのない人間は、同世代の男ではおらんに違いあるまい。

※わしも弟も、キューティーハニーの再放送の時間は落ち着かなかった。しかし、どちらもチャンネルを合わす勇気がなかった。ある時、弟がトイレ行っている隙にチャンネルを変えて、キューティーハニーを垣間見た。しかし、当時はリモコンではなかったので、チャンネルを手で回わすと音がする。それで、居間に帰って来た弟に、「今、チャンネルを回す音が聞こえたぞ」と突っ込まれた。思わず絶句したわしであった。

※そういや、後輩の1人も学校の友達に隠れて、キューティーハニーを見ていたという。しかし、キューティーハニーの再放送の時間に友達が家に遊びに来た時、母親に、「あんた、今日は見なくていいの?」と言われ、ばれてしまったと言っていた。


 キューティーハニーがかくも官能的なのは、ハニーの声を担当している増山江威子の声によるところが大きい。その声を聞くだけでもゾクゾクしたもんである。
今日聞いても、そのあまりの色っぽさに圧倒されてしまった。

増山江威子の声がいかに魅力的かは、以下の話でもわかろう。これはテレビ局に勤める後輩から聞いた話であるが、増山江威子といっしょに仕事をしたスタッフが彼女に頼み込んで自宅の留守録に、「ダーリンは今、外出中よぉん」と吹き込んでもらったという。その彼はムチャクチャ喜んでいたそうだが、それを聞いてどれだけ羨ましいと思ったことか。


 だから、数年前にキューティーハニーのリメイク版が増山江威子の声でないと聞いて、見る気をなくしたもんであった。いちおうどんなもんか見たが、あまりの刺激のなさに吐き倒れた記憶がある。

 絵も子供っぽくなっていたし、音楽もまるで色香がなく、初策とは比べ物にならなかった。
それでもほとんどの回を見たわしであった。

 というわけで、明日は仕事で見られないので、今、ビデオをセットした。
しかし、クリスマスイブの夜にキューティーハニーを見てるって、あまりにも情なくないか?

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