西日本紀行・前編
今日は午後から西日本のとある都市へ向かった。で、月曜の午後に帰って来る予定である。
そこに行くのに利用したのは新幹線である。わしは窓から海や川などの景色を見るのが好きなので、なんとか窓側の席にならんかなと思っていたところ、運良く窓側の席になった。
しかし幸運もそこまで。窓側といっても山側の席であった。クソ〜、海が見れねぇじゃねぇか。
遠くに見える海でもしゃあないと思って首を左に振ったら、海側の窓側に座っていた野郎め、ブラインドを降ろしていやがった。風情のわからん奴だ。
というわけで、海が見れず。納得いかん。
目的地に着いてまず驚いたのがエスカレーターで止まる人間が右側にいて追い越し線が左側であることであった。東京ではこれの全く逆なので、面食らってしまったわ。
そして、目にしたフリー雀荘がサンマ−オンリーであったことにもびっくりした。サンマ−など、つまらなくてやっとれん。
さらに、ゲーセンでやったテトリスにも吐かされた。わしはオーソドックスなテトリスをやりたかったのに、突然積み上がったブロックが逆さまになるなど、わけがわからないものしかなかった。
何も遠くにきてまでテトリスをやることもなかろうと思っている人もいようが、とある理由でどうしてもやりたかったんじゃい。
夕メシはお好み焼きにしようとしたが、問題はマヨネーズの存在であった。この世が生んだ最悪の食べ物であるマヨネーズは、わしにとってゼットンのような存在であり、味はゼットンビーム、匂いは炎熱火炎
だから、勝手にかけられていると、カラータイマーを破壊されたウルトラマンのように全く身動きできなくなってしまうのだ。幸い勝手にかけられるという蛮行はなく、入ったお店の味も良かったので今回は納得した。
で、それからなんと観覧車に乗ったのだ。その都市の名物であるし、記念にいいかなと思ったのであるが、それには高所恐怖症というトラップを突破せねばならない。
さらに、乗る前に記念撮影というハガい儀式もあるという。わしは写真写りが良くねぇんだよ。
写真になるとますます強面なるのだ。いつかなど脱獄囚と言われたこともある。
なんだかんだで、あっという間に観覧車は一周を終え、写真写りもそんなに悪くなかった。しかし、1枚800円だと? 高ぇ。とりあえず2枚買ったけど。
そして、最後にわしを待っていたのがホテルトラップである。まず、予想通り薄い布団の洗礼を受けた。フロントに布団を追加してくれと頼んだが、毛布しか来ず、寒い思いをしながら寝るというはめになった。
それよりも問題なのは心霊現象に対する恐怖であった。ここは電気つけっぱなし攻撃に出た。
そして、部屋中の鏡に覆いをかぶせた。さらに音がないのが嫌なので、テレビの音をつけたまま寝た。なんとか眠れたが、以上のような理由で眠りは非常に浅いものとなった。
明日は少し遠出する予定である。果たして、そんなんで耐えれるのだろうか?
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