強引な来訪
今日こそは9時に寝ようと思い、速攻で帰ったきたところ、夜の7時半頃に例のアホ後輩から電話がかかってきた。「今から家行ってもいいか?」だと。
おい〜、勘弁してくれよ。昨日の今日だぜ。
それに、うちは自宅で、しかもメシ時だぞ。そして外は土砂降り。
さすがに、「まじかよ」が出たが、「今、もう近くまで来ている。頼むから話しを聞いてくれ」と言うのでOKした。うむ〜、よほど切羽詰まっているらしいな。
ま、その気持ちは、わからんでもない。わしも、ハマるとそういう感じになってしまうからな。しかし、どうして男ってかくも精神的に弱いんだろうか?
まず、「9日間連絡を取っていないので、こういうメールを送ろうと思うんだけど」と言われ、メールの添削をやらされた。不倫メールの添削など出来るかい。
しゃあないから、「ここはストーカーじみているから表現変えろ」とか、「できるだけ手短にした方がいい」など、いちおうそれなりにアドバイスしてやったけどね。
で、「返事が来る確率は何%か」と聞かれた。俺は気象予報士じゃねぇ。そんな確率なんか出せるかい。
しかし、その気持ちもわかり過ぎるほどわかる。わしも幾度そういう悶々とした思いをしたことか。
なんで、「フィフティ、フィフティじゃないの」と無難な答えをしたが、おそらく返事は来るだろう。向こうにとってそいつは金づるだからな。
さらに、「こっちから連絡するのは負けってことになるのか?」と聞かれた。そんなのに勝ちも負けもあるかい。
「会いたきゃ、四の五の言ってねぇで連絡すればいいじゃねぇか。そういう時は負けるが勝ちだ。ただし、連絡してまた会ったら、さらに泥沼だぞ」と答えてやった。
結局、そいつは10時過ぎに帰っていたが、まじで吐き倒れた。高山病がぶり返したぜ。まさか明日またうちに来るんじゃねぇだろうな?
とはいえ、野郎が帰ってからは楽しい一時を過ごしたので、今日は大納得の日であった。終わり良ければすべて良しだ。
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