首の皮一枚


 夏休みも、今日を含めてあと2日になってしまった。しかし、今日も今日とて高校野球三昧であった。  

 にしても、ベスト8というにはあまりに寂しい顔触れであった。それは、実力的にもだ。  

 
まず、第1試合でわしの聖なる望みが絶たれた。聖望学園が浦和学院だったらと、またしても思ってしまった。

 これで残るは桐生一のみ。まさに首の皮一枚。明日の相手は常総学院だから、明日こそわしの完全なる命日となろう。

 第2試合では東北が勝ったが、この試合では東北を応援していたからまあ良かった。光星学院のピッチャー、あまり好きでなかったし。

 というのも、あまり態度が良くなかったからだ。球審からファールとかでボールもらう時にまったく会釈してなかったし、デッドボールになっても謝らないし。  

 球審からボールもらう時に会釈するのは、やはり高校球児なら当然だろう。イチイチ、帽子取ってまで会釈することはないと思うけど。

 そういや、昔、報徳の金村や名古屋電気の工藤はいっさい球審に会釈してなかったな。あの愛甲でもしていたのに。それどころか、金村などは早くボールをよこせとばかり、左手のグローブをブラブラさせながら高くあげていたもんだった。

※そのように不遜そのものであった金村が、あのゲンダイに「好漢・金村」と書かれるほど人間的に成長したのには驚きを禁じえなかった。年々退化しているわしとは大違いである。

 審判も人の子だから、ボールを渡す時に帽子とって会釈するピッチャーとまるで礼を払わないピッチャーとではストライクゾーンを変えたくなろう。わしが球審だったら、金村や工藤のストライクゾーンをうんと狭くしただろう。

※プロになっても、球審にボールもらう時、会釈する投手がたまにいる。昔、巨人にいた頃の木田や桑田、上原などがそうである。木田は純真な気持ちからやっていただろうけど、桑田はゴマスリに違いあるまい。上原はナゾ。

 あ〜あ、夏休みもついに明日だけとなってしまった。なんだかんだ言いながら今年も高校野球一色だったなぁ。

 
しかし、夏休みの過ごし方に悔いなしだ。



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