まじめな話


 今日帰りの電車で日刊ゲンダイを読んで、ほとほとあきれ返った。小泉デタラメ内閣の支持率が急上昇していたのは知っていたが、その要因の一つが安倍晋三が幹事長になったことだと? 

 あんなのは目くらましもいいところ。それを、ワイドショーが「安倍新官房長官の好きなアイスクリームは何か?」など愚にもつかない特集で煽っているというのだから、どうしようもない。  

 だいたい安倍なにがしなど、おやじの地盤を引き継いだだけの奴ではないか。そんな根性なしを若返りなんてありがたがっているのだから話にならん。

 とにかく、この国は2世&3世議員が多過ぎる。イカサマ小泉からしてそうなのだから…。さらに、政治の「せ」の字も知らない小渕の娘がトップ当選するというおぞましい現実。こんな国は世界に類を見ないだろう。  

 おそらく次の選挙も自民党が勝つに違いあるまい。そして、「その国民のレベルにふふさわしい政治体制しか持てない」というのが改めて証明されるだろう。

 くだらないワイドショーだけ見て、政治の本質とかを見ていない主婦連や、わけもわからず盲従的に自民党に投票している年寄りから選挙権を取り上げないとどうにもならん。  

 まじめな話はわしには似合わんので、この辺で政治の話はやめておきたい。ていうか、そういう話を書き慣れていないので、どうも変な感覚になってしまった。 というわけで、ボクシングの話に移ろうと思う。

 今日の試合で辰吉が怪しい判定勝ちをしただと? てっきりその試合をわしが見ていると思い込んでいた後輩が、「こんなひどい判定はない。レフェリーもメチャクチャ。あきれました」と電話してきたが、実は、わしはこの試合を見ていなかった。

 というのも、予期せぬ残業ですっかり今日の試合のことを忘れていたからだ。したがって、ビデオにもとっていなかった。  

 こういうことは、ボクシングマッドの頃なら考えられなかったことである。その昔はボクシングの記者になりたりと思うくらい、そしてジョー小泉に弟子入りしたいと思うほどわしはボクシングが好きであったのであるが、チャンピオンが乱造され過ぎて、すっかりボクシングへの情熱を失ってしまった。

 それでも、日本人がらみの世界タイトルマッチや世界のビッグファイトは必ず見るのだけれど…。  

 「そんなにひどい試合だったのか」と弟に確認を取ったら、「もう辰吉も終わり。老醜だ。完全に負けていたよ」という答えであった。  

 2人の話からして、どんな試合でどんな判定だったか、だいたい想像がつく。

 大昔の話であるが、ケン・ノートンがアリにどう見ても判定勝ちしている試合を負けにされて、「アリはボクシング界にとって金の成る木。初めから俺が勝てないことになっていたんだ」と、号泣しながら訴えていたが、今回もそういうことなのだろう。もちろん、両者ではスケールはまったく違うけど。

 しかし、これでまた性懲りもなくウィラポンとやったら、今度こそ辰吉は再起不能にされるだろう。  

 世間は明日から連休というのに、今週も今週とて、土・日とも出勤である。しかも、今、農繁期であるため、両日ともザドペックを強いられるのが必至の情勢。


 こんなんで嘆いているような奴が偉そうに政治のことを論評できるのだろうか?



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