挙手の鬼


 今しがた「白い巨搭」第2部特別編を見終わったが、前作にもそう劣らない内容で満喫した。特に今日は、アウシュビッツ収容所跡の映像を見られたのが良かった。

※アウシュビッツ収容所跡からは今も遺体が見つかると聞いたことがある。とてもではないが、自分に見学に行く度胸などない。

 見るに絶えないような陳腐なドラマのオンパレードのなか、「白い巨搭」は本当の意味での骨太のドラマである。視聴率が高いのも当然だ。

 原作がしっかりしていることがヒットの最大の原因だと思うが、俳優やスタッフの意欲が十分に感じられるところもいい。

 「白い巨搭」の前に見た「テレビチャンピオン・フライパン王選手権」も十分に楽しめる番組であった。どの料理もオリジナリティが高くて、作り手のレベルの高さと意欲が感じられるものばかりであったが、嫌いな具材が入っている料理にはどうにしても引いてしまう。

 
にしても、なんで、「子供が喜ぶ料理」にしそを入れるんだ? それと、いいかげんマヨネーズはやめぃ。

 だんだんと前の時間の話になっていくけど、今日の昼も信玄ラーメンを自重した。今日もどうも腹の調子が今一つであったのだ。というわけで、今日の昼は、胃と腸のリハビリをい兼ねてうどんを食べた。

 昼休みから帰ってきて、ふと机のカレンダーを見たら、今日のところに「歯石取り」とあったのに気がついた。そう、今日もまた午後4時から職場近くの歯医者で歯石取りの予約を入れていたのだ。

 そうと知ってから落ち着かなくなってしまった。
というのは、まだ腹の状態がしぐれないので、歯石を取っている最中にクソに行きたくなったらと思ったからである。それで、4時まで何度なくトイレに行くハメになった。

 で、今日の担当は2週間前とは違い、妙齢のなかなかきれいな歯科衛生士であった。これでますますプレッシャー。
そんな姉ちゃんに歯石取っている最中に「トイレ行かしてくれ」とはよう言えん。

 しかし、闘いは勃発しなかった。というのも、今日の歯石取りはメチャクチャ痛かったうえ、口の中に流す水が異常にしみて、クソどころではなったからである。

 姉ちゃんに「痛かったりしたら手をあげて下さい」と言われたんで
挙手の鬼になったが、あまりの途中ストップに姉ちゃんもあきれ返っていたことだろう。

 しかし、そんなもんは眼中になかった。痛いもんは痛いんじゃい。

 来週もまた来てくれだと? 来週は今日より奥にある歯石を取るから麻酔をすることになるという。そんなんだったら、たとえ今日の姉ちゃんが担当でも行かん。なんとかキャンセルする算段を考えねば…。

 クソ〜、またしても頭痛の種が増えてしまったじゃねぇか。


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