20年ぶりの手弁当

　昨日の日記に書いた場凌ぎ的な金欠対策とは、昼飯を手弁当にすることである。というわけで、昨日の帰りに東急ハンズで保温弁当箱を買って帰ったのであった。

　さっそく、今朝、昨日の夕食の残り物を中心にしたおかずを入れて持って来たが、ＭＬメンバーの誰もがわしが弁当をこさえたとは思っておるまい。なせに、わしはサークル史上屈指の冬彦さんと思われているだけに…。

　いちおう全部自分でやったんですよね。それで、箸を持ってくるのを忘れてしまったんですよね。

　でも、休憩室近くのコンビニで味噌汁を買って良かったぜ。それに箸が付いてこなかったら、20年ぶりの手弁当が食えんところだったわい。

　コンビニの箸に救われたものの、今日は弁当を食うのに一苦労であった。というのは、風がメチャクチャ強かったせいで、左目にゴミが入り、あまりの痛さに左目だけコンタクトをはずして食べたからである。めっかち状態だと遠近感が取れないから、うまく箸で飯を運べず、えらいイライラしてしまった。

　それなら右目のコンタクトもはずした方が良かったのじゃないかと思う人もいるだろう。でも、そうはいかなかったのだ。

　というのは、コンタクトの容器と目薬を持って出なかったからである。それで、なくすのを覚悟ではずした左目のコンタクトをティッシュにくるんで胸ポケットにしまい込んだのだが、右目のコンタクトまでなくしたら自己破産に追い込まれるので自重したのであった。

　自分の席に帰るやいなや、胸ポケットから左目のコンタクトを出したが、完全に渇き切っていて仮死状態にあった。慌ててコンタクト用の容器に入れて、保存液を注入したが、コンタクトは死線をさまよったままであった。15分ほどしてようやくレンズが潤ってきたが、あと30分胸ポケットに入れたままだったら昇天していたことだろう。

　それはともかく、弁当作りはもう懲り懲りだ。というわけで、明日から作ってもらうことにした。誰にだって？　ナゾだ。

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