バルタンの壁


 というわけで、今日は休みを取った。怠惰に怠惰を重ねている身には、月曜から金曜までの連続出勤はつら過ぎるのだ。

※こうしてみると、高度経済成長期のサラリーマンは偉大だったとつくづく思う。日曜しか休みがないうえ、出前などとても注文できる雰囲気ではなかったみたいだし。そして、なにより電車の混み方が異常であった。  

 フィルムで新宿駅のラッシュ時の様子を見たことがあるけど、それはそれは凄まじかった。埼京線が山手線に平行して走るようになったのは、池袋−新宿間の山手線の殺人ラッシュが限界に達していたかららしいけど、もし埼京線がなかったらと思うとゾッとするわ。  

 それに、昔は電車にクーラーが入っていなかったのだから…。もちろん、職場にもそんな甘いもんなどあるはずもなかった。なんでも、銀行とかには氷柱が置かれていたとか…。  

 朝起きてテレビをつけたら、養老孟司氏のインタビューをやっていた。氏は
「バカの壁」であまりにも有名だが、まだその本を読んでない。大衆に迎合するのが嫌なので、ベストセラーは読まない主義なのだが、小泉の支持率で「バカの壁」を痛感しているので、今度買ってみようと思う。  

 しかし、今のわしは
「バルタンの壁」に苦しんでいる。今日は、午前中だけで13連敗した。スペシウム光線は跳ね返されるわ、八裂き光輪はバリアで砕かれるわで、どうにもならん。  

 午後から所要で出掛けて、帰りに某駅のゲーセンでコインゲームをしたが、バルタン星人戦同様、熱くなって4000円も使ってしまった。特にハマったのが麻雀ゲーム。

 
3巡目にチンイツができるかよ。ファミリー麻雀の師匠じゃねぇぞ。  

 しかし、ほとんど和了れんかったなぁ。配牌をチェンジできるのだが、チェンジしてさらに悪くなのだから話にならん。なにか、土曜日のマーで大敗しそうな嫌な予感がする。

※コイン麻雀屋で客が大損するのは当然と、今日の麻雀ゲームでよくわかった。3年前に歌舞伎町の雑居ビルが火事になって何人もの人が亡くなったが、コイン麻雀で負けた客が腹いせに放火したってのは信憑性があると思う。どうでもいいけど、その雑居ビルの火事のニュースで、みんなに、「生きていたか」と言われたぞ。コイン雀荘や風俗店に入り浸っていると思われていた自分が悲しいわい。  

 今日は午前、午後と闘うことはなかったが、それだけに、今
(午後10時半)、闘いが激しくなってきた。こうなったらバルタン星人に今日14度目の挑戦だ!


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