会話のレベルがぁ
昨日2時間も夕寝したというのに、11時過ぎに寝てしまった。そして、あまりの眠さに、ヨーロッパ選手権の録画をセットし忘れるという体たらくであった。今日の午後6時から再放送があるからいいようなものの、午前から午後にかけてやることがなくなったのがハガい。
で、ビデオを整理していたら、「あしたのジョー2」を録画したやつが出てきた。ラベルに金竜飛編とあったので、さっそく観賞することにした。金竜飛編は、ジョーと金とのレストランでの会話がハイライトであることは誰もが知っていよう。
レストランでジョーの席にやってきた金は、減量で苦しんだジョーに心理的圧力をかけるため、ジョーのボクシング観を否定する。「減量苦というは、だらしなく胃袋を広げた奴の贅沢さ。本物のハングリーボクサーなら、減量で慌てることはまずない。君はうわさに聞くほどのハングリーボクサーではないな」と。
そして、自らの凄まじい生い立ちを披露するのだが、なんといってもこの場面は、原作の梶原一騎の脚本が素晴らしい。得々と持論を展開する金にジョーが、「あんた、見かけによらずおしゃべりなんだな」というセリフが何気に素晴らしいと思っているのはわしだけだろうか?
そのジョーと金の会話に比較して、わしとアホ後輩の会話は、なんとレベルが低かったことか。野郎、月曜がわしの休養日ということを知っているくせぇ。今日の昼間もくだらん用で電話をかけてきやがった。
野郎:いやぁ、もう完全に終わりだよ。
わし:もうそのセリフは聞き飽きたよ。
野郎:いや、物理的に会うのが不可能になるんだよ。あいつ、田舎に帰るんだよ。
わし:そうか、これで後腐れがなくなるじゃないか。
野郎:それで、あさって会いに行くんだけどさ。
わし:お前、気をつけろよ。相手は相当愛憎の念が強いみたいだからさ。最後に刺されても知らんぞ。
野郎:まあ、それはないと思うんだけどさ。今までいい刺激になったよ。
わし:田舎に帰ったら会いに行くのかよ?
野郎:いや、この前、ダービーで3万やられちゃってさ。飛行機代とかないし。
わし:なぬ? フリー雀荘で、持ち金、全部すったんじゃねぇのかよ。
野郎:あ、ごめん。お客さんからキャッチだ。またかける。
相変わらず、ふざけた野郎だが、最後の逢瀬、まじでやばい気がする。万が一があったら、わしも警察から事情聴取されるのだろうなぁ。