お釣り作戦奥義
このところ昼休みになると、職場近くのampmに直行している。というのは、昼メシ用の味噌汁とお茶をそこで買っているからである。
で、今日もそのampmに行ったのだが、入ってびっくりした。棚の上の商品がスカスカだったのである。一瞬、社会主義時代のポーランドの商店かと思ったが、そこここに、「29日の20時を持ちまして閉店します」という張り紙があった。
かぁぁぁ。ということは、30日以降は、味噌汁と弁当を遠距離のコンビニまで買いに行かなならんわけか。ったく、勝手につぶれるんじゃねぇよ。
まあ、ampmは弁当が全くダメだし、惣菜も他のコンビニより見劣りするので、それも自らの責任といえよう。とにかく、あのファーストフードの亜流みたいな弁当をなんとかしろ。
その話をとっつぁんにしたら、「わしの授けたお釣作戦はやっているのかね?」と、全く見当はずれの質問が飛んできた。お釣作戦とは、とっつぁんが編み出した、レジのきれいな姉ちゃんの指をさわるセクハラのことである。
具体的に書くと、お釣をもらうようにお札や500円玉などを出し、釣り銭をもらう時に相手の指に触れるという作戦である。とっつぁんに言わせると、札などを深く握るとより相手の指にタッチできるという。
全くしょうもねぇ作戦だが、そんなもん、やっているに決まっとるわい。なので、「やってますよ」と答えたら、「今日はその奥義を教えよう」と、またアホなことを言い出した。
そして、その奥義とは、わざと札や500円玉を落とすというものであった。そうすると、相手の指に2度触れるとのことだった。しかし、そんなもんが奥義と言えるか。
でも、せっかく伝授されたので、駅からうちまでに3件あるコンビニでその奥義を実践しようと思った。が、3件ともそういう気になる人がレジにいなかったので、今日はおとなしく家に帰って来た。
家に帰ってしばらくして、今晩行われるイタリア−ブルガリアを録画するテープをコンビニで買い忘れたことに気がついた。一番近くのコンビニに、「売り子がきれいな姉ちゃんに交代していないかな」と思いながら向かったが、そういうよこしまな願いが叶うはずがない。売り子は2人とも男だった。
さすがに先にあるコンビニに足を伸ばす気にはならなかったが、明日こそ、進化したお釣作戦を実行したいものである。