天邪鬼

 さすがに、今日はデイリーも東京中日スポーツもイチローが一面であった。

 で、結局、日刊スポーツとスポニチを買ったのだが、どちらかというと日刊スポーツの方が内容がいいように思った。特にライバルチームの選手のコメントが載っていたのが良かったと思う。

 メジャーのどの選手もイチローを激賞するコメントを寄せていたが、この辺は
「認めるものは認める」というアメリカ社会の良さが出ている感じである。それについては、かの故・大山倍達先生も言っておられる。

 が、
「シスラーとは試合数が違うから、実質上、記録は破られていない」と書いたアホなアメリカ人記者がいるそうだ。アメリカ人の中にも、そういう天邪鬼みたいな奴がいるんだなぁ。

 だいたい、時代が違うじゃないか。当時は黒人選手がメジャーにいなかったわけだし、レベルが今とは違うのは誰の目にも明らかなのによ。

※そういや、天邪鬼という言葉を知ったのは、小学校の道徳の時間だったな。道徳の時間は、みんなで教育
テレビの
「明るい仲間」を見ていたのだが、ある回に、「天邪鬼」と言われて、みんなから嫌われていた奴が登場したことで、天邪鬼という言葉を覚えたのである。

小学校6年の時、「明るい仲間」でこんな話があった。主人公の男の子が中学生に恐喝されて、商売をやっている家から何回も金品を与えていた。友人や担任に相談した結果、敢然と拒否することを少年は決意した。結局、その回は、少年が中学生に呼び出されて、対峙したシーンで終わったのだった。
 それで、
「その後どうなる」かというのがクラスで話し合われたのだが、当時の担任だったばばぁ教師に意見を求められたわしは、「中学生にぶっ飛ばされる」と答えた。そしたら、烈火のごとく怒られた。そう思ったからそう答えたまでだが、それって、やっぱわしが天邪鬼だったのだろうか? 

 ところで、昨日の記録達成のシーンで気になったのは、イチローがシスラーの親族と手袋のまま握手していたことである。エリザベス女王じゃないんだから、素手で握手しろというのは説教くさいか? 

※英国王室の人間は、庶民とは手袋をつけてしか握手しないという。ったく、庶民の手は不浄なのかよ。そういや、
1966年のワールドカップで、イングランドが地元優勝した際も、スタンドに来ていたエリザベス女王は、キャプテンのボビー・ムーアと手袋越しに握手していたな。

 これからビデオに録画した将棋を見て、7時からユース選手権の準々決勝を観戦する予定であるが、
まったくもって、松木、うるせぇよ。マレーシアやベトナム相手の予選リーグで興奮するなってんだ。

 
今日もうるせぇんだろうなぁ。鬱陶しいこっちゃ。

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