ロゴスキー
 
 沈黙相撲の横綱が佐賀から上京して来た。というわけで、今、渋谷で飲んで来たところである。
 3月の、それも末に近い金曜ということで、今日はわしを含めて3人しか集まらなかった。しかし、その3人は奇しくも、「高田馬場の誓い」の3人である。
 「高田馬場の誓い」とは、いうまでもなく、「我ら3人、生まれた日は違えども、身を固める日はいっしょ」という誓いである。
 ところが、そのうちの1人が昨年の5月にわしらを裏切った。さらに、沈黙相撲の横綱にも不穏な動きがあるとのこと。
 その辺の正確な情報を聞き出そうとしたが、その自信はなかった。何せ相手は沈黙相撲の横綱だけに、わしの寄りや投げなどはまったく通じんと思ったわけである。
 結局、その噂はシャミということが判明したが、そうじゃなくちゃいけねぇ。わしはまだ劉備になりたくない。
 今日行った店は、ロゴスキーというロシア料理屋である。ロゴスキーといえば、かの大山倍達先生が死闘を繰り広げた、地下プロレスの帝王・イワノフ=ロゴスキーを想起した奴が多いだろう。なかなか感じがいい店で、料理もうまかった。
 それに徒然なる話も良かった。そして、母親にお土産も買ったぞ。←I am Fuyuhiko.
 今日はロゴスキーに行くのに、246通りをまたぐ恐怖の歩道橋を渡らなくて済んだことである。あの歩道橋を完走するのは、高所恐怖症の人間にはハガ過ぎる。
 ムチャクチャ高いうえ、渡る距離も長い。さらに常に大きく揺れている。まさに歩道橋版・ミラクル3。そんなもん、よう渡らん。
 さて、明日は信玄ラーメンに挑戦だ。決してわしを裏切らない2人の男に会うのには、えも言えん楽しみがある。
 というわけで、今から風呂に入る。もちろん、特殊浴場にあらずだ。
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