再々入院日記1
(「再々入院」って、「再々フランス語」じゃねぇぞ)

 
 
2度あることは3度ある。まさに今回の入院がそうである。

 例によって前後不覚で寝ていたら、明け方5時前、腹に差し込むような激痛で目が覚めた。
「またしても胃腸炎か?」と、吐きまくりながら思ったが、どうにも前2回とは痛さの度合いが違う。痛みを発してから2時間ほどして、ついに救急車を呼ぶことにした。

 いつもながら救急隊の人達は親切で献身的だが、
母親に「おくさん」と言っていたのは許せん。しかし、わしって、そんなに歳に見えるのか? 

 というわけで、またまた同じ病院へGOだ。ちょうどその日の当直が、前回、前々回のお世話になった医者であったのは幸運であった。

 医者は超音波の画像を見るなり、
「今回は胆石が炎症を起こしていますね。手術で胆嚢を取りましょう」とのたまわった。しかし、あまりの痛みに、「手術だと? そんなもん、却下だ」と反撃する余力は残されていなかった。

 応急処置が終わって病室に運び込まれた後も、耐えかねない痛みに七転八倒という有様であった。なんでも胆石による痛みは、尿管結石、通風のそれとともに三大疼痛の一つだという。

 
そこで、痛みを抑える強い注射がガンガン投下された。そのおかげで痛みは和らいだ。が、猛烈な眠気に襲われ、その日の午前11時から翌日の朝6時まで意識がほとんどないという有様であった。

 
途中、気力で高校野球を見ようと思ったが、あまりの朦朧状態でそれはかなわなかった。その日の試合で最も見たかった神戸国際大付−駒大苫小牧などは、一瞥だにできんかった。後で神戸の大西が快刀乱麻のピッチングを見せたことを知ったが、この試合が見れなかったのは、返す返すも残念である。

 手術、シャレになら〜ん。


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