再々入院日記18

 
 体調が良くなったのはいいのだが、逆にやることがないぞ。病棟にある漫画は、前回、前々回の入院の時にだいたい読んだし。文庫本は読む気がせんし。

 というわけで、近くのコンビニに外出許可を得て、本を買ってきた。その本とは…。


 「近代麻雀」
「ものの流れがわかる本」である。「近代麻雀」は毎月1日と15日の発行だから、わしの入院生活も半月以上というわけか…。

 さらに、ソーセージと燻製卵もコンビニで仕入れてきた。なにせ、夜のおかずが、ほっけ、カリフラワーの辛し炒め、サラダ菜だからな。
医者や看護婦に見つかるとまずいので、ソーセージと燻製卵はトレーナーの下に隠して持って帰ったのであった。

 まじで、ソーセージと燻製卵を買って来て大正解だった。カリフラワーの辛し炒め、サラダ菜は論外だが、ほっけもクソまずかった。ただでさえ味がないのに、醤油も塩も何もかかっていなかったのだから。

 ソーセージと燻製卵のなんとうまかったことか。
西が隠れてうどんを食べていた気持ちがよくわかったわ。

 夕食後、事務の人が入院費の請求書を持ってきた。恐る恐る合計金額を見たら…。
なんと、10日間で25万! 

 
しばし眩暈に見舞われたが、気を取り直して、内訳を見てみた。すると、手術費が実費で35万3340円、同じく注射費が6万7070円とあった。

 こりゃ、健康保険に入っていなかったら、どうにもならんな。こうしてみると、如何に座薬と痛み止めを使ったかがわかるというものだ。


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