待った
今朝、起きたのは7時10分過ぎだった。で、ニュースをつけたら、『加藤九段、「待った」で処分』という見出しが飛び込んできた。
将棋での「待った」は、わしの十八番である。わしの「待った」は、飛車を相手の角道にうっかり打った時などに飛び出すが、加藤九段もそうかと思った。
でも、さすがに違ったわ。相手の3段目に桂馬を成らずで打ち込んだはいいが、手を駒から離してから成りにしたという。
加藤一二三九段
その将棋はスカパーの「囲碁・将棋」チャンネルで放映されていて、視聴者から抗議が殺到して発覚したとか。ビデオの再生でわかったというから、手を離して打ち直すまでの間はほとんどなかったのだろう。
それを指摘したのだから、視聴者は相当集中して見ていたと思われる。「囲碁・将棋」チャンネルは月1470円とやや高いし、契約しているのはコアなファンに違いあるまい。
それはともかく、加藤九段もハガいな。理事の森下九段(38)が「棋士にあるまじき行為」との談を発表したが、だいたい、あのおっさんのパフォーマンス自体が棋士にあるまじき行為だ。
対局中に大きく体を揺するわ、大音響で鼻をかむわ、何度も空打ちをするわ、すさまじい勢いで駒を打ち込むわ、相手の駒をかすめ取るようにかっさらうわと、その悪癖は枚挙に暇がない。これほどマナーの悪い棋士も空前絶後だ。
わしが加藤九段と対局したら、駒を加藤九段に投げつけて将棋連盟から永久追放されるだろう。ま、実力6級のわしが加藤九段と打てるはずもないが…。その前に将棋連盟に入れるかい。
加藤九段は、棋士仲間から相当疎んじられていたと思われる。マナーの良さではbPの森下九段からすれば、普段の加藤九段の行為は絶対に許せないのだろう。
でも、あのパフォーマンスは、見る側からすれば爆笑もんで、わしはいつもあのおっさんの対局を楽しみにしているのだ。
信玄オヤジに触れないと土曜の日記でなくなるので、ここで一言だけ書いておきたい。
オヤジは、御歳50だそうだ。なんでも中学を卒業以来、ずっと店のある界隈に住み続けているとか。にしても、わしの歳に話が及ばなくて良かったぜ。そんなことになったら、シャミあるのみだ。
さて、明日のNHKの将棋講座はどうなるのだろうか? なにせ、現在の将棋講座の講師は加藤九段だからなぁ。今回の事件で、放送スタッフはさぞや吐き倒れていることだろう。
ともかく、明日の将棋講座は見物だ。
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