書かずにはいられない
書かずにいられないとは、「アカギ」のことだ。仏の顔も3度までと言うが、わしら読者は、もう何十回も顔をなでられているぞ。
以前、もう「アカギ」は見切ったと言ったのに、今回また文句を言っているのは、あまりに今月号がひどかったからである。
今放映中のアニメだったら1分もかからない場面がここ何か月も続いているが、今月号のは30秒もかからん。
いい加減、竹書房の編集長も、福本にイエローカードを出せよな。せっかくアニメ版がいい味出しているのに、連載中の本編がこれではどうにもならん。
※アニメ版「アカギ」のいいところは、原作を忠実に再現しているところである。アニメ化やドラマ化されると、意味なくオリジナリティを出そうとして、とかく原作に手を入れがちだが、わしはそういうのは好きでない。だから、原作を変え過ぎた「人形三国志」は、イマイチ面白くなった。最強の武将・呂布が劉備との対マンに負けて自刃するシーンなどは言語道断だ。
「アカギ」もダメだが、「哭きの竜・外伝」も話にならん。あれじゃ、作者の1人よがりだよ。
その点、「リスキーエッジ」はストーリー性があっていい。青柳の、「博打で凌ぐための一番の鉄則は、強い奴と戦わないことだ」というのもいかしていた。
青柳の言葉を借りれば、わしとマージャンする奴は不幸ということだ。書いていて虚しいぜ。
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